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2006 年度 実績報告書

Angiogeninを介する癌の増殖および腫瘍血管新生機構の解明と癌治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18592220
研究種目

基盤研究(C)

研究機関岡山大学

研究代表者

岸本 晃治  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (40243480)

研究分担者 佐々木 朗  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (00170663)
キーワードangiogenin / 口腔癌 / 血管新生 / 増殖 / 浸潤・転移
研究概要

1.AngiogeninとVEGFの発現レベルが共に高い口腔扁平上皮癌細胞株HSC-2細胞に加え、angiogeninとVEGFの発現レベルが共に低いSCCKN細胞にangiogenin siRNA発現プラスミドDNAの遺伝子導入を行い、ピューロマイシンで選択後、angiogenin RNAi stable transfectantを作製した。
2.両細胞のangiogenin RNAi stable transfectantにおけるangiogeninの発現レベルを、RNAと蛋白レベルで測定した結果、angiogenin RNAi stable transfectantはcontrol vector transfectantに比べ、いずれも著明にangiogeninのレベルは下がっており、RNAiが機能していることを確認した。
3.HSC-2およびSCCKN細胞から得られたangiogenin RNAi transfectantのin vitroでの細胞数を経時的に測定したところ、angiogenin RNAi transfectantでは細胞数が有意に減少していた。この現象は、HSC-2細胞に著明に認められたことから、口腔扁平上皮癌ではangiogeninを高発現している方が、RNAiにより細胞の増殖抑制を強く受けることが示唆された。
4.HSC-2細胞においては、RNAiによりangiogeninの発現レベルを抑制することにより、上清中に分泌されるVEGFの量は有意に増加することが確認された。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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