研究課題
基盤研究(C)
食物性状を変化させる実験系の多くは、通常飼育に用いている固形食とそれを粉砕した粉末食を用いることが多い。本研究では、食物性状のより大きな変化を与える目的で独自に固形食と同様のカロリー・構成成分でありながら流動食様の食餌を開発する事とした。平成18年度では、カロリー・構成成分を通常固形食と同様の流動食を作製することに成功した。そこで、平成19年度にはその流動食を用いて検討を始めたが、残念ながら多くの実験動物が原因不明で死亡した為、実験遂行が困難となった。そこで、同時に進めていたKim(J.Neuroscience 2005;25(6):1532-9.)らの報告を元に拘束ストレスとそのタスクと同時に木の棒を用いてbitingさせたラットの海馬発現遺伝子をマイクロアレイを用いて網羅的に解析することとした。その結果、2倍以上の発現変化を示した遺伝子として、heat shock protein,toll-like receptor 3など約30遺伝子が、また1/2倍以上の変化を認めた遺伝子としては、約70遺伝子を抽出することができた。また、ddyマウスを用いて同様のタスクでMorri water mazeにて空間認知・記憶について検討したところ、bitingさせた群はさせなかった群に比べその機能が回復していた。さらに、免疫組織学的検討では、海馬のCA1・CA3・DGでFos蛋白質の発現が減少しており、急性ストレス下におけるBitingは海馬機能の低下をプロテクトするような作用がある可能性が示唆された。
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