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2006 年度 実績報告書

脳機能イメージングを用いた口腔内慢性疼痛の新しい診断法と治療効果の客観的評価

研究課題

研究課題/領域番号 18592290
研究種目

基盤研究(C)

研究機関日本歯科大学

研究代表者

苅部 洋行  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (50234000)

研究分担者 大久保 善朗  日本医科大学, 医学部, 教授 (20213663)
舘野 周  日本医科大学, 医学部, 助手 (50297917)
岡田 智雄  日本歯科大学, 生命歯学部, 助教授 (10169112)
石井 隆資  日本歯科大学, 生命歯学部, 助教授 (10232232)
キーワード医療 / 歯学 / 脳
研究概要

1.対象患者選択システムの構築
日本歯科大学附属病院心療歯科センターで調査対象として選択された患者に対して、研究分担者の歯科医師が、歯科における診査結果と学際的治療の必要性を説明し、さらに本人の同意を得た上で、精査・加療のため日本医科大学付属病院精神神経科への紹介を行う一連のシステムを両病院間に構築した。
日本医科大学付属病院精神神経科では、研究分担者の精神科医師による詳細な身体疾患の除外診断と他の精神疾患の鑑別診断が行われ、その結果、本年度期間内に疼痛性障害と診断された者1名が対象患者として選択された。
2.脳血流量SPECTの測定
疼痛性障害と診断された対象患者は、ベースラインの脳血流量評価として、^<123>I-IMPによるSPECTが施行された。
3.薬物療法と症状の評価
研究分担者の精神科医師により、対象患者に対しては疼痛性障害の治療に一般的に用いられる抗うつ薬(paroxetine)による治療が行われている。1か月毎に、ベースラインと同様にVASによる症状の評価を行い、同時にSF-36,SDS, STAIによる改善度の評価を行っている。これらの症状の評価は、薬物療法開始後6か月まで行うものとする。
4.正常対照者データベースの構築
正常対照者2名についても、研究内容を説明し、同意を得られた者に対し、ベースラインの評価と脳血流量SPECTの定量測定が行われた。これらの正常対照者から得られた脳血流量SPECTのデータは、データベースとして保存され、今後3D-SSPを用いて対象患者群と比較を行う予定である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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