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2006 年度 実績報告書

下肢の血液還流および起立・歩行機能を改善させる爪切り法に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18592312
研究種目

基盤研究(C)

研究機関三重大学

研究代表者

本田 育美  三重大学, 医学部, 助教授 (30273204)

研究分担者 宮崎 つた子  三重大学, 医学部, 助教授 (30314115)
稲葉 忠司  三重大学, 大学院工学研究科, 助教授 (70273349)
江川 隆子  京都大学, 医学部, 教授 (40193990)
大徳 真珠子  京都大学, 医学部, 助手 (20432312)
キーワード爪切り / 看護技術 / フットケア / 下肢末梢血流 / 歩行機能 / 起立動作
研究概要

本研究では、生活援助技術の1つとされている「爪切り」に注目し、足趾爪が本来もつ機能が十分発揮できるように整えること、つまり、正しい爪の形に切り揃え、爪の正しい成長を促す技術の提供が、人間の健康機能にどのように働きかけているのかを、解き明かすことを目的とする。そこで平成18年度は、(1)‘模擬爪'装着による下肢の血液循環および歩行動作に変化の検討、(2)健康者を対象とした‘爪切り'前後における下肢の血液循環および歩行動作に変化の検討を計画として挙げた。
1.測定装置の作成ならびに測定項目の検討
起立時の足底面の荷重変位を数値データとして収集可能なように、ひずみゲージを使って左右の個々の足底面の荷重変化が計測できるよう測定装置の作製に取り組んだ。足底全体の荷重変化は示すことはできたが、足趾での詳細な変化を示すことが不可能であったため、作製した本計測機器を使用しての計測は断念し、市販の計測機器にて画像のみを計測することとした。
超音波血流計を使用した血流測定においては、微細な変化が掌握できず、今回の計測項目から削除し、血流関連においてはサーモグラフィを使っての変化を指標とすることとなった。
2.‘模擬爪'装着による変化の検討
市販の足趾用のツケ爪を利用し、肥厚した模擬足趾爪を作製し、健常人4名を対象に、模擬足趾爪の装着の有無による底面の荷重ならびに血流の変化を計測した結果、特に違いがみられなかった。
3.健康者を対象とした変化の検討
20歳前半の健康女性を対象に、爪の状態により生じる身体反応の違いについて2ヶ月間の追跡調査を開始した。平成19年2月末現在、8名の対象者のデータを収集した。3月からは、さらに対象者10名程を増やしていく予定である。
平成19年度は、健康者でのデータ収集を完了するとともに、高齢者を対象とした‘爪切り'を実施し、その効果について検討していく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] フットケアの技術と指導テクニック2007

    • 著者名/発表者名
      藤井夕香, 本田育美
    • 雑誌名

      糖尿病ケア 4・2

      ページ: 123-129

  • [雑誌論文] 糖尿病性足病変の危険因子指標に対する、看護師による足のアセスメントの信頼性に関する検討2006

    • 著者名/発表者名
      本田育美, 大徳真珠子, 藤原優子, 江川隆子
    • 雑誌名

      日本糖尿病教育・看護学会誌 10・2

      ページ: 115-121

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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