• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

看護教員のインストラクショナルデザイン力の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18592317
研究機関熊本大学

研究代表者

森田 敏子  熊本大学, 医学部, 教授 (30242746)

キーワード看護教員 / インストラクショナルデザイン / ID / ガニエ9教授事象 / ARCS動機付けモデル / シラバス
研究概要

本研究の目的は看護教員のインストラクショナルデザインカを開発することである。研究方法はインストラクショナルデザインに関するワークショップ(内容はインストラクショナルデザインのシステム、ガニエ9教授事象、ARCS動機付けモデル、シラバスの書き方)を開催し、これらに参加してインストラクショナルデザインに関する基礎知識を得た教員にシラバスの改善を求めた。例えば「安全を守る技術」のシラバスでは、目標表現が「・・について理解する」から「・・について説明できる」に修正され、授業導入の「学習者の注意を喚起する」では「病院は安全だろうか?」と投げかけて注意を向け、学習目標を具体的に知らせ、前提条件を思い出させるために、看護学概論で学んだナイチンゲールのく生命力の消耗を最小にするように環境を整える意義>を考えさせ、情報提示では法的責任、リスクマネージメントの意義、安全を守る使命感と観察力を提示し、学習の指針を与えるために観察する眼、必要な知識と方法、医療チームの連携を考えさせ、学習活動としては練習の機会をつくり、フィードバックを与え、学習の成果を評価し、保持と転移を高めることを意識したシラバスに改善された。一方ではARCS動機付けモデルを活用して注意(面白そうだ)、関連性(やりがい)、自信(やればできる)、満足感(よかった)を刺激するなど、これらをシステム的に取り組んでいく素地が育成され、看護教員のインストラクショナルデザインカが高められたと推察される。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件)

  • [雑誌論文] インストラクショナルデザインカの開発に関する研究-良い授業をするための認識 ; ワークショップ前後の変化2009

    • 著者名/発表者名
      森田敏子
    • 雑誌名

      第39回日本看護学会論文集 39

      ページ: 60-62

    • 査読あり
  • [学会発表] インストラクショナルデザインカの開発に関する研究-ID理論の理解を高めるインストラクショナルデザイン・ワークショップの効果2008

    • 著者名/発表者名
      森田敏子
    • 学会等名
      第28回日本看護科学学会
    • 発表場所
      福岡国際会議場
    • 年月日
      2008-12-21
  • [学会発表] インストラクショナルデザインカの開発に関する研究-IDワークショップ参加者のシラバスについての認識2008

    • 著者名/発表者名
      松永保子
    • 学会等名
      第28回日本看護科学学会
    • 発表場所
      福岡国際会議場
    • 年月日
      2008-12-21
  • [学会発表] インストラクショナルデザインカの開発に関する研究-ワークショップでインストラクショナルデザインを学ぶ目的の検討2008

    • 著者名/発表者名
      松永保子
    • 学会等名
      日本応用心理学会第75回大会
    • 発表場所
      横浜国立大学
    • 年月日
      2008-09-14
  • [学会発表] インストラクショナルデザインカの開発に関する研究-良い授業・研修をするためのワークショップ前後の変化2008

    • 著者名/発表者名
      森田敏子
    • 学会等名
      第39回日本看護学会-看護教育
    • 発表場所
      長良川国際会議場
    • 年月日
      2008-08-21
  • [学会発表] インストラクショナルデザインカの開発に関する研究-最高と思う授業に含まれるガニエの9教授事象とARCS動機付け理論2008

    • 著者名/発表者名
      森田敏子
    • 学会等名
      日本看護学教育学会、第18回学術集会
    • 発表場所
      つくば国際会議場
    • 年月日
      2008-08-03
  • [学会発表] インストラクショナルデザインカの開発に関する研究-ワークショップ参加者のIDへの認識2008

    • 著者名/発表者名
      松永保子
    • 学会等名
      日本看護学教育学会、第18回学術集会
    • 発表場所
      つくば国際会議場
    • 年月日
      2008-08-03

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi