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2006 年度 実績報告書

インタープロフェッショナルワークに貢献する看護を学ぶ教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 18592325
研究種目

基盤研究(C)

研究機関埼玉県立大学

研究代表者

大塚 眞理子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (90168998)

研究分担者 長谷川 真美  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教授 (00164822)
新井 利民  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助手 (00336497)
酒井 郁子  千葉大学, 看護学部, 助教授 (10197767)
丸山 優  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助手 (30381429)
キーワードインタープロフェッショナルワーク / インタープロフェッショナル教育 / 連携協働 / 看護教育
研究概要

保健医療福祉の実践活動では、利用者を中心としたチームによる援助活動の重要性が指摘されている。その実現のためには互いの職種を理解しあい、パートナーシップに基づくチームによる援助の教育が必要である。専門職養成の基礎教育において、多職種合同の教育は各大学の特色の一つとして取り組まれてはじめている。我々の大学(埼玉県立大学)ではインタープロフェッショナル教育(Interprofessional Education)として体系的な教育を行なっているが、理学療法学科や作業療法学科、社会福祉学科の学生に比べ、看護学生はその役割を明確に説明できず、看護の立場から多職種の活動を支援することについてもあいまいな傾向にあった。そこで、インタープロフェッショナルワークに貢献する多職種の専門的な役割遂行について明確にし、とりわけ看護職者の役割遂行が学べるような教材の開発が必要となった。
本研究の目的は、保健医療福祉の大学教育で行うインタープロフェッショナル演習で、インタープロフェッショナルワーク(Interprofessional Work)に貢献する多職種、とりわけ看護職の専門性が学べる教材を開発することである。
研究方法は、インタープロフェッショナルワークの実践者にインタビューを行い、質的機能的に分析する手法を用いた。データ収集は、(1)回復期リハビリテーション病棟で、実際にインタープロフェッショナルワークを実践している専門職者(看護職者、医師、理学療法士、作業療法士、ソーシャルワーカー)に、グループインタビューを行なった。(2)インタープロフェッショナルワークを実践している看護職者のみ(訪問看護師のグループ、病棟看護師のグループ)を対象に看護職者の役割遂行についてグループインタビューを行なった。(3)医療ソーシャルワーカーのグループ、(4)理学療法士のグループ、(5)作業療法士のグループに同様のグループインタビューを行なった。
インタビューのデータは逐語録とし分析中である。回復期リハビリテーションチームのインタビュー結果では、看護職者の役割は日常生活の援助であり、チームのコーディネーターはどの職種も行なっており明確は役割分担にはなっていなかった。看護職のインタビュー結果では、看護職者の役割はコーディネーターと明言していた。さらに、多職種のインタビューの分析や、看護職が行っている援助行動についての発言内容を比較分析する予定である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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