研究課題/領域番号 |
18592330
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
山口 三重子 県立広島大学, 保健福祉学部, 助教授 (90279018)
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研究分担者 |
清水 ミシェルアイズマン 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (60280195)
林 優子 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (90419713)
斎藤 信也 高知女子大学, 看護学部, 教授 (10335599)
横野 恵 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 講師 (80339663)
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キーワード | 生命倫理 / 重症障害新生児 / 親 / 医療者 / 共同意志決定 |
研究概要 |
平成18年度は研究開始年度に当たるため、学会参加、ジョージタウン大学での研修、文献からの情報収集を行った。また、京都生命倫理研究会と研究会を共同で開催した。 ・American Society for Bioethics and Humanities第8回年次大会に参加した。 1)ASBH年次大会では、エシシストの仕事内容、コンサルテーション及び倫理委員会の役割について、また、子どもの治療決定において最善の益よりも害を与えないことの方が大事だということ、子どもの治療についても無益であるという考えが否定されていことなどの具体的な基準に関する最近の動向に関する情報を得た。 2)National Center for Ethics in health Careが作成した"Ethical Consultation (DVD)"の発表を聞き、日本語への翻訳を申し出て承諾された。 ・ジョージタウン大学臨床生命倫理センターでの研修では、病院倫理委員会の委員長、小児科部長、小児科教授などから4日間の研修を受け、附属病院における小児臨床倫理の考え方について学んだ。また、ジョージタウン大学内にある全米生命倫理資料図書館で資料収集した。 ・小児医療における最善の利益についての情報を得る目的で、論文を翻訳した。 1)Truog, Robert D. Futility in Pediatrics : From Case to Policy小児医療における無益性-症例から政策へ The Journal of Clinical Ethics. 11(2). 2000. 2)Howe, Edmund G. Pediatricians' Most Difficult Decision.小児科医が行う困難な決断 The Journal of Clinical Ethics. 11(2).2000. ・京都生命倫理研究会で「小児に対する生命維持治療の中止-イギリスにおける最近の裁判例から」を横野恵が発表した。
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