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2006 年度 実績報告書

二分脊椎症女性の月経と性の健康に関する包括的ケアプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18592351
研究種目

基盤研究(C)

研究機関岐阜大学

研究代表者

野田 洋子  岐阜大学, 医学部・看護学科, 教授 (10095953)

研究分担者 小野 敏子  川崎市立看護短期大学, 看護学科, 助教授 (20279631)
足立 久子  岐阜大学, 医学部, 助教授 (00231936)
池谷 尚剛  岐阜大学, 教育学部, 教授 (70193191)
渡部 加恵  慶應義塾大学, 看護医療学部, 助手 (10304114)
キーワード二分脊椎症女性 / 月経と性の健康 / 思春期・性成熟期
研究概要

本研究の目的は1.思春期から性成熟期のある二分脊椎症女性の月経と性の健康の実態を明らかにする。2.二分脊椎症女性の家族及び教育者・医療関係者のケア・教育の現状を明らかにする。3.二分脊椎症女性の月経と性の健康に関する包括的ケアプログラムを開発し、実践・評価する、ことである。本年度は1、2を目的として研究を実施した。研究方法として、1.二分脊椎症女性及び家族へのインタビューガイドを用いた半構成的面接 2.養護教諭へのフォーカスグループインタビュー、を計画した。
1.の対象である二分脊椎症女性及びその家族(母親)については、東京・埼玉・千葉・神奈川の二分脊椎症協会を通して研究協力者の選定を依頼した。その結果8組の母子(16名)、及び母1名、子1名の面接への協力が得られた。
2.の養護教諭に関しては岐阜県で障害児教育に携わる養護学校の養護教諭を対象に協力依頼を行ったが、同意が得られたのが1名であったため、当初の予定を変更し個別的な半構成的面接を実施した。また医療関係者については泌尿器科医2名、小児看護師について半構成的面接を実施した。
面接は30分から1時間であり、対象の同意を得てICレコーダーに録音し、逐語録を作成した。
現在面接調査の質的分析を行っているが、月経血の処理に関する困難、将来に対する性についての不安などが抽出されている。また教育・医療関係者からは必要性は感じているが、月経や性に関するケア・教育はほとんど実施されていない状況が明らかとなった。今後さらに分析を続行し、全国調査に向けた質問紙の作成・実施を行い、現状を明らかにする予定である。
また、本研究に関する国内外の文献検討を継続して行っているが、二分脊椎症女性の月経と性の健康教育に関する報告は少ない。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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