研究課題/領域番号 |
18592351
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
野田 洋子 岐阜大学, 医学部, 教授 (10095953)
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研究分担者 |
小野 敏子 川崎市立看護短期大学, 看護学科, 准教授 (20279631)
足立 久子 岐阜大学, 医学部, 教授 (00231936)
池谷 尚剛 岐阜大学, 教育学部, 教授 (70193191)
渡部 加恵 慶應義塾大学, 看護医療学部, 助教 (10304114)
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キーワード | 二分脊椎症女性 / 月経と性の健康 / 思春期・性成熟期 |
研究概要 |
本研究の目的は1.思春期から性成熟期のある二分脊椎症女性の月経と性の健康の実態を明らかにする。2.二分脊椎症女性の家族及び教育者・医療関係者のケア・教育の現状を明らかにする。3.二分脊椎症女性の月経と性の健康に関する包括的ケアプログラムを開発し、実践・評価する、ことである。本年度は、昨年度に行なった面接調査の分析と学会発表を行なった。またその分析結果を元に質問紙を作成、二分脊椎症女性とその家族(二分脊椎協会会員)および医療関係者(二分脊椎研究会会員)を対象に郵送法による無記名自己記入式質問紙調査を行なった。調査は岐阜大学医学系研究科倫理審査委員会の承認を得た。二分脊椎症女性107名、その家族120名および医療関係者92名から回答が得られた。現在結果を分析中であるが、月経や性に関する課題や支援の必要性が明らかとなった。また、次年度のプログラム開発の予備調査として、英国の二分脊椎協会(ASBAH)およびChelsea&Westminster Hospitalの二分脊椎症の学際的クリニック(Dr, Richard Morgan)の視察を行なった。二分脊椎症の生命予後が改善されてきている現在、QOLを高めるために月経や性に関する支援の必要性やその方略について多くの示唆が得られた。
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