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2008 年度 実績報告書

心臓リハビリテーションを遠隔支援する24時間アクティビティと心負荷の縦断調査

研究課題

研究課題/領域番号 18592361
研究機関佐賀大学

研究代表者

安田 加代子  佐賀大学, 医学部, 講師 (90336123)

研究分担者 古賀 明美  佐賀大学, 医学部, 准教授 (00336140)
桧垣 靖樹  福岡大学, スポーツ科学部, 准教授 (10228702)
佐藤 和子  大分大学, 医学部, 教授 (00196221)
キーワード心臓リハビリテーション / 心不全 / 活動量 / QOL
研究概要

本年度は、心機能が安定した心不全患者を対象に、在宅生活における活動量測定、および心負荷、QOL、セルフエフィカシーに関する質問紙調査を7名の患者(男性5名、女性2名、平均年齢68.8±10.4歳)に実施した。基礎疾患として、虚血性心疾患4名、弁膜疾患3名、心筋疾患2名があり、NYHA分類I度6名、II度1名、EFの平均は60.1±19.6%であった。活動量測定は、測定開始目を除いた5日間のデータ(土日を含む)を分析した。
対象者の多くが軽度の運動(Mets≦3)であり、測定期間中に息苦しさや動機などの自覚症状のあった(まれに〜ときどきあった)人は4名であった。1日あたりの歩数は、1645.4〜12055.6歩(平均6630.5±3813.0歩)、運動量は42〜274kcal(平均149.4±89.8kcal)であった。息苦しさや動機などの自覚症状のあった人ほど軽い運動であることが多く、基礎疾患に虚血性心疾患がない人よりも、虚血性心疾患を有する患者のほうが1日あたりの歩数が多かった(P=0.034)。自覚症状の出現頻度とQOLには有意な関連性を認めなかった。
本調査は、心不全患者の在宅生活におけるアクティビティの実態を客観的指標および自覚症状などの主観的指標から示すことできた。しかし、対象者数が7名と少なく、活動量やQOLとの関連性を見出すことができなかったため、今後も引き続き対象者数を拡大していく必要性がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 成人看護実習で迷いやすい看護診断ラペルの検討-「心拍出量減少」と「活動耐性低下」2008

    • 著者名/発表者名
      安田加代子, 佐藤和子, 楠葉洋子, 古賀明美, 池田倫子, 黒木智子
    • 学会等名
      第14回日本看護診断学会学術大会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2008-07-06

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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