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2006 年度 実績報告書

終末期がん患者の在宅医療システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 18592363
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大分大学

研究代表者

福井 幸子  大分大学, 医学部, 教授 (20141749)

研究分担者 江崎 フサ子  大分大学, 医学部, 教授 (00223644)
井上 亮  大分大学, 医学部, 教授 (10325714)
脇 幸子  大分大学, 医学部, 講師 (10274747)
寺町 芳子  大分大学, 医学部, 助手 (70315323)
菅原 真由美  大分大学, 医学部, 助手 (90381045)
キーワードターミナルケア / がん看護 / 在宅医療 / ケアシステム / 医療ネットワーク
研究概要

1.17年度に実施した大分県下の約1300ヶ所の医療機関(診療所、在宅医療を行っている可能性がある入院医療機関、訪問看護ステーション、調剤薬局)に行った質問紙調査の分析
結果:大分県内での終末期がん患者の訪問診療や訪問看護は、一部の地域を除いてどの地域でも提供されていたが、経験施設数は少なかった。訪問服薬指導を行っている薬局は非常に少なかった。終末期がん患者の在宅医療は、医師が一人しかいない医療機関で、(1)バックベッドは紹介先や患者頼り(2)訪問診療よりも往診や外来(3)自らの施設を母体とした訪問看護と連携(4)院内処方(5)医療機器は自施設で準備、という医療者個人の努力の範囲で行われ、複数の診療医との連携はほとんどなかった。
今後の推進に向けての課題には、(1)急性期医療機関との連携不足による見切り発車的に在宅医療が始まる(2)終末期がん患者に対する病・医院や訪問看護の診療体制不足(3)在宅医療に関わる医療者の緩和ケアに関する知識や医療者同士の連携・意思疎通不足(5)終末期がん患者のニーズと家族への関わりなどの問題が挙げられていた。
2.終末期がん患者の在宅医療に関する医療機関の情報公開についての調査
調査内容:終末期がん患者の在宅医療への関心に関する調査、及び情報公開に関して、在宅医療を希望する患者・家族の問い合わせに応じる医療機関として、医療機関の基本情報や相談窓口の調査を、17年度に調査した約1300ヶ所の医療機関に行った。
結果:問い合わせに応じる医療機関として350ヶ所からの回答を得た。このデータを、市町村単位の地域別に分類し、その中を病・医院、訪問看護、薬局別に分け、データベースを作成した。このデータベースは、まず、冊子として作成し、問い合わせに応じると解答した医療機関、急性期医療機関、県・保健所、市町村窓口、希望する一般市民に配布した。今後は広く情報公開するためのタッチパネル式機器に入力予定である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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