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2006 年度 実績報告書

食行動質問表の活用による子どもの肥満防止対策

研究課題

研究課題/領域番号 18592374
研究種目

基盤研究(C)

研究機関横浜市立大学

研究代表者

結城 瑛子  横浜市立大学, 医学部, 教授 (90310474)

研究分担者 齋藤 好子  横浜市立大学, 医学部, 教授 (80279877)
廣瀬 里美 (鈴木 里美)  横浜市立大学, 医学部, 助手 (70405017)
松浦 信夫  聖徳大学, 人文学部, 教授 (50002332)
キーワード食行動 / 質問表 / 子ども / 肥満 / 肥満防止
研究概要

本研究は、食行動質問表とその結果のグラフ化を画像ツールとして開発すること、および指導マニアルの作成を目的とするものである。
1.平成18年度は文献検討・アンケート項目の検討を行った後、紙媒体の食行動質問表によるアンケート調査を行った。短期大学部の女子学生720名を対象に食行動質問表、および自己の現在の体重についての認識を問うアンケート調査を実施した。その結果、BMI25以上の肥満群は全体の14.9%、BMI18.5未満の痩せ群は9.3%で、BMI18.5〜25未満の普通群は75.8%であった。現在の体重の認識について「太っている」71.8%、「痩せている」5.6%、「丁度よい」22.3%であったが、現在の体重を「減らしたい」は86.7%、「増やしたい」1.7%、「このままでよい」11.6%であった。また、肥満群の全員が「自分は肥っている」と答え、普通群の73.2%が「肥っている」、24.3%が「ちょうどよい」、2.3%が「痩せている」と答えていた,痩せ群では19.4%が「自分は肥っている」、40.3%が「ちょうどよい」、40.3%が「痩せている」と答えていた。これらの結果より自己の体重の認識に大きなずれがあり、痩せ願望の強い若者の多いことが明らかとなった。回答結果の平均値の比較では、過去の研究結果と同様に肥満群では「体質」に関する項目が高値であった。これらの結果について平成19年度に開催される学術集会での報告と、論文化の準備を進めている。
2.平成18年度秋の小児保健学会(於:甲府)では、「青年期男女の食行動と肥満との関連について」を発表し、現在論文化をすすめている。
3.画像ツールの開発では、業者の選定、発注、検討、試作等を行い、音声化した画像ツールも作成した。3月までに試行受け入れ施設を2箇所準備でき、それぞれの施設に画像ツールを組み入れたパソコンを設置した。実際の試行は平成19年4月から開始する。なお、本研究の倫理的配慮に関しては、横浜市立大学医学部研究倫理委員会に審査申請を行い、承認された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 青年期男女の食行動と肥満との関連について2006

    • 著者名/発表者名
      結城瑛子, 松浦信夫
    • 雑誌名

      第53回日本小児保健学会講演集

      ページ: 416-417

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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