研究課題/領域番号 |
18592395
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
嶺岸 秀子 北里大学, 看護学部, 教授 (20258883)
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研究分担者 |
稲吉 光子 北里大学, 看護学部, 教授 (60203212)
久保 五月 北里大学, 看護学部, 准教授 (60348597)
平田 香織 北里大学, 看護学部, 助教 (30406904)
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キーワード | 変化ステージ理論 / 禁煙支援 / 看護教育・実践 / がん予防 / モデル作成 |
研究概要 |
20年度は「Step4.研究者は、これまでの成果から教育・看護実践に禁煙支援を導入して浸透させるモデル化を作成する」を実施した。 研究者は、18〜19年度に異なる施設の看護師に、たばこコントロールプログラムの看護教育を実施した。その結果から、臨床の看護師が学んだ知識と技術を、喫煙者(患者、同僚、看護師、家族、友人)に、どのように活用していくのかについて、モデル化を試みた。成果1として、看護師への教育・実践への導入過程で、3つの局面からなるモデルを明らかにできた。局面1は、「知識を得る:たばこコントロールプログラムを体験する」。局面2は、「知識と現実を摺り合わせる:受講後3ヵ月経過した時点のグループ面談で、喫煙者への禁煙支援の試行体験を語りながら知識と現実を摺り合わせる」。局面3は、「試行した喫煙者の個別性を考慮した禁煙支援への変化:終了後6ヶ月あるいは9ヶ月経過した時点の面談では、看護師自ら喫煙者と交流を深めて情報の提供・発信や、喫煙者の個別性を考慮した禁煙支援の実践を語る」。受講した喫煙看護師の中には自ら行動変容に至る人もいた。 成果1から、20年度の予定であったStep4.看護師による「禁煙の必要な患者・対象者へ禁煙支援が実践でき、周囲に影響を与えられる」も達成できた。成果3は、研究方法として用いた禁煙支援の看護教育・実践の方法を洗練化できたことである。具体的には「講義1回目90分:禁煙への動機付けを促すカウンセリング法、ロールプレイング「4つの禁煙ステージ」。講義2回目90分:喫煙と健康への害、社会の動き、グループ対話「禁煙指導における看護師の役割」。2回の講義前後に質問紙調査を実施し、受講後3ヶ月と6ヶ月(あるいは9ヶ月)の時点において計2回グループ面談を実施し、無記名の感想文の提出を依頼する。
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