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2006 年度 実績報告書

子どもの医療的ケアの自律的日常生活行動への導入に関する看護支援プログラムの作成

研究課題

研究課題/領域番号 18592397
研究種目

基盤研究(C)

研究機関聖路加看護大学

研究代表者

平林 優子  聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (50228813)

キーワード医療的ケア / 自律 / 日常生活行動 / 幼児 / 看護支援プログラム
研究概要

本年は、医療的ケアを行う幼児期の子どもを支援する人材について導入への認識を調査し具体的なプログラム作成への準備をすることにあった。本年は次の4点について実施した。
1.日本の文献検討による、幼児期の子どもの医療的ケア導入の認識の現状
幼児期の子どもの医療的ケア導入は明確な指標があまり示されていない。「意欲や発達に従う」、なんらかの「意志表示」、「医療的ケアへの一部の参加」、および危険の回避に関する「制御行動」が中心となっていた。家族が子どもに行う指導内容やプログラムは明確には示されてはいなかった。
2.本研究者の先行研究の再分析
医療的ケア・療養行動を必要とする子どもの指導内容に関する本研究者の先行研究について導入のレベルを再分析した。<子ども自身の実施>、<医療的ケアの準備や親との協力による一部参加>、<協力的行動や積極的準備体制づくり>、<医療的ケア以外の生活上の自律的行動>、<医療的ケア・療養行動参加への意識付け>のレベルを子どもの状況に応じて計画していくことが示唆された。この結果は日本看護科学学会で発表した。
3.質問紙調査の実施
医療的ケアに関する行動め開始時期や条件に関する認識を広く調査するため、小児専門病院および旧国立療養所系病院、および各都道府県からランダムに選択して252箇所の病院で各5名の看護師を対象に調査票を発送した。研究倫理委員会を通過して発送が年度末になってしまったので、現在は回収と入力中であり来年度の初期に分析を行う予定である。
4.医療的ケアを必要とする子どもの地域支援プログラムを展開する:専門家へのヒアリング
家族とともに子どもに支援していく実際の展開の仕方と、子どもの「自律的導入」に関する考え方を検討するため、人工呼吸器を装着した子どもと家族への地域支援プログラムを展開している専門家に講義の機会をもうけていただいた。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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