我々は、平成10年から遺伝医療における遺伝専門看護職の機能と役割の構築に向けた一連の研究を科学研究費の助成を受けて行っている。今回は、その中で「出生前診断」にスポットをあて、「遺伝専門看護職」の実践的機能を導き出すことを目的として、以下の方法で研究を展開している。 (1) 出生前診断に関する認識の把握 (1) 一般医療機関における出生前診断に関する医療者の意識調査 (2) 既婚の女性を対象とした出生前診断に関する意識調査 (3) 未婚の男女を対象とした出生前診断に関する意識調査 (2) 出生前診断における遺伝専門看護職の機能・役割に関する基礎的資料の把握 (1) 文献による出生前診断における看護支援の現状把握 (2) 我が国の遺伝専門部門における看護職の出生前診断に関する支援方法の現状把握 (3) 出生前診断における妊婦の心理的変化の把握
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