研究課題/領域番号 |
18592418
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
藤井 千恵 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (70314002)
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研究分担者 |
榊原 久孝 名古屋大学, 医学部, 教授 (80153873)
古田 真司 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90211531)
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キーワード | 生活習慣病 / 予防教育 / ヘルスプロモーション |
研究概要 |
本研究では、(1)血液検査の結果から自分の健康実態を認識して関心を持たせる教育に加えて、(2)児童生徒相互での血圧測定実習を通してさらに自分の健康に対する興味関心を引き出し、生活習慣病を自らの課題として捉えさせて、(3)健康意識の変化と健康行動の変容をもたらして適切な生活習慣の確立へと導くことおよび(4)その健康意識の変化と健康行動の変容について追跡調査を行って評価をするという新たな生活習慣病予防教育プログラムを開発することを目的として研究を実施した。 本年度は、(1)児童生徒の血液検査および身体計測、日常生活習慣等質問紙調査による健康実態の基礎データの収集、(2)血圧測定の授業、(3)生活習慣病予防に関する意識調査および授業を行った。 児童生徒の身長、体重、ウエスト周囲径を測定し、血液検査結果との関連について検討した結果、児童生徒の体格と空腹時インスリン、HOMA-R等との関連がみられ、小児においてもインスリン抵抗性を検討する必要があることが示唆された。血圧測定と生活習慣病予防の授業後のアンケートでは、「血圧測定の結果や生活習慣病予防の話を聞いて興味・関心を持った」小学生76.7%、中学生54.1%、「これからの生活で気をつけようと思うことがある」小学生93.3%、中学生76.7%であり、食生活、運動、生活リズム等に関する具体的な改善点・自己目標を記述していた。 これらの結果から、今回の血圧測定実習とその実習を踏まえた生活習慣病予防に関する授業を行う生活習慣病予防教育プログラムは、自分の健康に興味・関心を持ち、自らの生活習慣を見直し、その改善策を自分自身で見出すことができだと考える。今後は児童生徒の健康実態のデータと生活習慣との関連について解析検討するとともに、健康意識の変化と健康行動の変容について追跡調査を行い、適切な生活習慣の確立に向けての継続的な支援活動のあり方について調査検討する予定である。
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