研究課題/領域番号 |
18592432
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研究機関 | 新潟県立看護大学 |
研究代表者 |
小林 恵子 新潟県立看護大学, 看護学部, 准教授 (50300091)
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研究分担者 |
福島 道子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (40201743)
北岡 英子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (10249063)
島内 節 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 教授 (70124401)
清水 洋子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (90288069)
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キーワード | 子ども虐待 / 地域看護 / 保健師 / 評価 / ケア |
研究概要 |
【目的】本研究の目的は、保健師が行った子ども虐待事例のケアを評価し、有効なケアと事例の変化について明らかにすることである。なお、2007年度の研究目的は、2006年度に実施した予備調査の解析を進め、本調査に向けた調査項目(ケア項目中心)の精選を行い、本調査への導入を図ることである。【方法】2006年度に実施した予備調査結果の解析を進めながら、設定したケア項目の妥当性を検討した。これらについて、文献をもとに研究者らの検討と保健師を対象としたプレテストを繰り返し、調査項目の修正・精選を進め、調査項目・調査票を完成させた。また、調査項目全般にわたって、記入漏れの目立った項目を見直し、記入のしかたについて「調査票記入の手引き」に説明を加えた。【結果】1.「虐待重症度」「虐待の症状」「虐待行為」「活用サービス資源」「家族生活力量」が子ども虐待のケアの評価指標として活用できる可能性が示唆された。2.予備調査で用いたケア70項目を精選した結果、「1.子どもの安全と成長発達の支援」6項目、「2.親を理解し、信頼関係を築く」5項目、「3.育児の負担・生活ストレスの軽減を図る」9項目、「4.虐待行為を回避するための支援」6項目、「5.家族の調整」5項目、「6.社会資源の紹介と導入」5項目、「7.関係機関と連携した支援」4項目、「8.支援の管理」3項目の8カテゴリ、合計43のケア項目を設定した。今後、これら8カテゴリ、43項目のケア実施状況と子ども虐待の改善度を調査し、分析する。
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