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2008 年度 実績報告書

地域の健康課題解決に結びつく行政保健師と大学が協働する教育研究活動のあり方・方法

研究課題

研究課題/領域番号 18592436
研究機関岐阜県立看護大学

研究代表者

坪内 美奈  岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (70326114)

キーワード地域看護学 / 大学教員 / 行政保健師 / 協働 / 教育活動 / 研究活動
研究概要

1.町保健師の実践上の課題と連動させて、実習(単独訪問実習、卒業研究実習)を行うことが、学生の学びや学習環境にどのように影響を及ぼしたのかを、2町(各1事例)について調べた。
その結果、実習環境においては、臨地実習指導者の指導の充実が図られ実習内容が充実していること、学生においては、単独訪問実習では、個人・家族への援助、個別の援助から地域を対象とした援助のつながりを学べていること、卒業研究実習では、自らが課題解決の取り組みに関与していたと実感し実習の達成感も高まると同時に、グループへの支援や地域ケア体制、連携・協働について学べていることなど、課題に連動させて実習をすることは効果的であり、さらによりよい実習方法について検討することができた。
2.共同研究に取り組む看護系大学教員と行政保健師との協働実践について、教員と保健師をペアにした聞き取り調査を、前年度に引き続き3事例実施した。共同研究のきっかけは様々であり、それによって、教員と保健師とが協働する方法も異なるのであるが、教員が関わる意義として共通するものがあった。
3.行政保健師による地域の健康課題の解決を図る方法について文献検討を行い、保健師が取り組んだ地域の課題とその理由となる保健師の判断を読み取り記述し、保健師が目指したこと、活動の成果、課題に対する実践方法について内容分析した。行政に所属する保健師には、多様化・複雑化している地域の健康課題を主体的に捉えて活動の展開を図ることが求められており、今回の分析結果を基に、保健師のどのような実践方法を、どのように、今後強化すべきか検討していくことが重要であると考える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 実践上の課題解決方法検討と連動させて実施した実習による学生の学びと実習方法の検討2008

    • 著者名/発表者名
      坪内 美奈
    • 学会等名
      日本地域看護学会第11回学術集会
    • 発表場所
      琉球大学医学部
    • 年月日
      2008-07-06

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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