研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、訪問看護ステーションの管理者の役割に対する認識および、訪問看護ステーションの管理者が捉える現状の課題を明らかにすることである。また、今後、訪問看護ステーションが活性化するための方略について検討することを目指している。平成18年度は、全国の訪問看護ステーションのうち、各都道府県の訪問看護ステーション協議会・全国訪問看護事業協会のHP上、およびWAM NET等でその所在が明らかとなっている約4391箇所の訪問看護ステーションの管理者を対象者として郵送法による質問紙調査を実施した。質問紙は、平成16年度に実施した「訪問看護ステーションにおける訪問看護師育成・教育の実態に関する調査」の結果、ならびに現在訪問看護ステーションの管理者として勤務している看護師3名から協力を得て、作成した。調査内容は、1)所属機関の概要、2)対象者の背景、3)管理者としての役割認識、4)今後取り組みたい課題・事業である。調査期間は平成19年1月〜2月、研究の趣旨・目的および倫理的配慮を明記した文書を添え、調査票の返送をもって同意とみなした。その結果、1202名の管理者から回答が得られた(回収率27.4%)。現在、平成19年8月を目標にデータ分析解釈に取り組んでいる段階である。