研究課題/領域番号 |
18592445
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
柳川 敏彦 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (80191146)
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研究分担者 |
加藤 則子 国立保健医療科学院, 研究企画部, 教授 (30150171)
上野 昌江 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (70264827)
平尾 恭子 大阪府立大学, 看護学部, 講師 (20300379)
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キーワード | 児童虐待 / ペアレンティング / ランダム化比較実験 |
研究概要 |
平成18年度及び19年度の2年間において、幼児期にある子どもの親を対象に、子育てに対する親の意識や精神状態、子どもの問題行動への対処方法、親自身のセルフケア等に関する調査を実施し、わが国の子育ての実態を明らかにし、育児支援プログラム(トリプルP)による教育的介入を行い、プログラムの有用性を検証した。 平成20年度は、地域にトリプルPを普及するための基盤づくりを行うことを目的とする地域にトリプルPを普及するための基盤づくりを行うことを目的とした。 結果として、以下の活動を行った。 1.実施プログラムの成果のまとめと課題を抽出し、今後のプログラムのあり方について、研究者問で検討を行った。検討会議は4回開催した。 (1)平成20年5月ll日(東京:出席者6名)、(2)平成20年11月5H(福岡:出席者5名)(3)平成20年12月13日(広島:出席者5名)、(4)平成21年2月21日(東京:出席者4名) 2.プログラムの成果にっいて、日本小児科学会(20G8年4月)、日本小児保健学会(2008年9月)、日本公衆衛生学会(11月)日本子ども虐待防止学会(2008年12月)等の国内学会で発表を行い、プログラム普及を図った。なお、日本公衆衛生学会では自由集会を企画し、「前向き子育てプログラム-その理論と実践-」を紹介し、日本子どもの虐待防止学会では「前向き子育てプログラムの日本における展開」をポスター展示し、ブースを設けプログラムの紹介を行った。 3.日本におけるプログラムについて、トリプルP国際会議(2009年4月15日、カナダ・トロント)で「児童虐待予防のための地域ペアレンティング・プログラムの評価に関する研究-前向き子育てプログラム(トリプルP)の有用性の検討-」の発表し、意見交換を行った。
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