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2006 年度 実績報告書

認知症の種類別BPSD(入浴困難、徘徊、収集癖)の比較による看護援助開発

研究課題

研究課題/領域番号 18592448
研究種目

基盤研究(C)

研究機関県立広島大学

研究代表者

高山 成子  県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (30163322)

研究分担者 半田 陽子  県立広島大学, 保健福祉学部, 助手 (20364119)
菊池 美香  青森県立保健大学, 看護学科, 助手 (10382384)
キーワード認知症高齢者 / BOSD / 認知症の種類 / 看護
研究概要

本研究1年目の平成18年度は、計画に従って、従来まで調査を行った入浴困難、収集癖、徘徊の事例についての研究結果を分析し、更に、先行研究の内容の検討会を行った。
平成18年5月に、福井の病院において、今まで調査した入浴拒否9名(軽度2名、中等度5名、重度2名)に追加して、軽度4名と重度1名の追加調査を行った。そして、アルツハイマー病(以下、AD)と非アルツハイマー病(以下、non-AD)の入浴に関する行動の比較検討を行った。結果として、AD6名とnon-AD8名について重症度を合わせて比較してみると、拒否の理由の現れ方は、ADでは入浴日に誘導するたびに拒否理由が異なるのに対し、non-ADでは、かなり一致した拒否理由を示した。また、攻撃行動においては、中等度のnon-ADの対象者(3名)は、同じく中等度のADの2名に比し、攻撃行動が強かった。10月に、これらの結果を、ベルリンで開催された国際アルツハイマー学会で発表した。
以上の入浴に関する調査から、ADとnon-ADにおいては、行動障害の現れ方に違いがあると結論付けられたことから、収集癖(既に、AD10名、non-AD1名が調査すみ)と徘徊(既に、AD6名、non-AD1名が調査すみ)の追加調査を計画した。施設との交渉と該当する行動を示す認知症高齢者の把握を行い、平成19年3月に収集癖(AD2名)、徘徊(AD2名)、入浴拒否(AD3名)の調査を完了した。
今後は、調査結果から、収集癖、徘徊について検討し、さらに、目標人数(入浴困難20名、収集癖20名、徘徊20名)にむけて、追加調査を行う予定である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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