研究概要 |
1)平成18年度は、(1)平成13年度に実施したアンケート調査(沖縄県内の55歳から84歳の者を対象:ベースライン調査)において回答のあった1,955人(61歳から84歳の者)を対象としたアンケート調査(縦断調査)および(2)沖縄県内の病院(3施設)の患者を対象としたアンケート調査(患者調査)を実施した。 調査は、平成19年1月に沖縄県立看護大学倫理審査委員会の承認を得て、2月〜3月に実施した。 縦断調査においては、549人の有効回答が得られた。アンケートは、葉書による協力のお礼と催促を行い回収率の向上に努めた。返却、拒否、住所不明などが約200件あり、有効な回収率は約32%であった。入力作業は、3月末日までに郵送のあった調査票527件(549件の96%)について終了した。 患者調査では、3施設の患者20人の情報を収集した。調査内容は、縦断調査とほぼ同様アンケート調査とカルテからの情報であった。入力作業および解析は平成19年度に行う予定である。 入力作業が完了していない状況なので、研究発表は行っていない。 2)タバコの喫煙防止対策が進んでいる米国の情報収集を目的に、ボストンで開催された米国公衆衛生学会(American Public health Association 134^<th> Annual Meeting Exposition, November 4-8, 2006)に参加した。特に、喫煙防止および研究(疫学と統計、地域看護など)に関連したセッションに積極的に参加し、研究を進める上で貴重な情報を入手できた。 参加した主なセッションは、「タバコ産業の今」、「禁煙」、「タバコ対策」、「タバコと人権」、「タバコと政策」、「学生とタバコ」、「子どもとタバコ」、「環境とタバコ」、「タバコ対策におけるメディアの役割」、「タバコ生産農家に対する差別」、「がんの疫学」であった。
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