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2009 年度 実績報告書

都市型地域における地域住民と大学の協働による認知症・転倒予防の継続評価研究

研究課題

研究課題/領域番号 18592456
研究機関桜美林大学

研究代表者

新野 直明  桜美林大学, 自然科学系, 教授 (40201686)

キーワード高齢者 / 地域ケア / 転倒予防 / 認知症予防 / 住民参加型 / 評価研究 / 都市部
研究概要

都市部地域において地域住民と大学との協働による転倒予防、認知症予防プログラムを開発、実践、さらに、評価し、より効果的なプログラムを検討することを目的とした研究である。地域住民の介護予防に関する実態・ニーズの解明、転倒予防教室の実施と効果評価、認知症予防教室の実施と効果評価の3つを主な内容とする。
21年度は、以下の活動を実施して、認知症、転倒予防のプログラム作成、実施、評価に関する研究を継続した。
1. 転倒予防教室の実施と効果評価:1回10~15名の住民に対して、運動、講義、フットケアなどからなる2時間程度のプログラムを1週間間隔で4回提供し、さらに、約2ヶ月後にフォローアップとして同様のプログラムを実施した。講義内容として独自に作成した住宅模型による危険環境の説明を含むプログラムを考案し、転倒発生、筋力や歩行能力などの身体的要素、満足度やうつ状態などの精神的要素、人間関係などの社会的要素に対する効果について、前後比較、模型を用いた講義を実施しなかった対照群との比較から分析した。模型講義実施群では転倒件数が少ない等の効果が認められ、その結果を学会、論文に発表した。
2. 認知症予防教室の実施:地域の高齢者を対象に、ミニ介護講座、健康講座、種々のリクレーションなどからなるサービスを毎週1回、ほぼ1年間提供した。知的機能、精神的健康度などについて前後比較をしたところ、知的機能の維持、精神的健康度の向上などの効果が認められた。この結果から認知症予防に有効なプログラムの作成について検討を進めている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 地域在住高齢者を対象としたHome hazard modification program教育用教材の開発,2010

    • 著者名/発表者名
      亀井智子、新野直明
    • 雑誌名

      聖路加看護大学紀要 36(印刷中)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 地域在住高齢者を対象としたHome hazard modification programの効果2010

    • 著者名/発表者名
      亀井智子
    • 雑誌名

      老年看護学 14(印刷中)

    • 査読あり
  • [学会発表] 地域在住高齢者を対象とした転倒予防教育用教材の開発と利用評価-自宅内の安全チェック学習による転倒予防教育の効果-2009

    • 著者名/発表者名
      亀井智子、新野直明
    • 学会等名
      第14回日本老年看護学会
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンター(北海道)
    • 年月日
      2009-09-26
  • [備考]

    • URL

      http://www.kango-net.jp/project/04/04_2/p04_12.html

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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