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2008 年度 実績報告書

看護学生の老化の理解を深める有効なエイジングメイクアップ教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 18592460
研究機関広島国際大学

研究代表者

横山 ハツミ  広島国際大学, 看護学部, 講師 (20280076)

研究分担者 林 慎一郎  広島国際大学, 保健医療学部, 准教授 (20238108)
西川 まり子  広島国際大学, 看護学部, 准教授 (80412344)
白木 智子  広島国際大学, 看護学部, 講師 (80389098)
糠信 憲明  広島国際大学, 看護学部, 講師 (20412348)
山崎 登志子  広島国際大学, 看護学部, 教授 (50282025)
キーワードエイジング / メイアップ / CAI / 高齢者 / シミュレーション / 学習教材
研究概要

今年度は、エイジングメイクを施した学生の体験感情や心理面の変化を分析し、高齢者の内面的理解とケアニーズの対応に役立つ学習教材の検討を行うことを目的として以下のことを実施した。
(1)高齢者の理解を深めるエイジングメイクを施した学生16名(男性4名女性12名)の心理状況を明らかにする目的で、メイク後に4名の小グループに分けて「模擬老人会」を行った。さらに合同で学生の体験感情や老年観について発表させ、ラベルワーク(参加型学習技法)による分析を行った。
(2)その結果、学生は高齢者の心身機能や構造の加齢変化によるネガティブ、ホジィティブ両側面に触れ、老後の生活を具体的にイメージ化し、充実した生活を送るためには家族の手助けを得て活動や社会参加することの重要性や、老化の捉え方によってQOL(生命、生活、人生)は変化することに気づくことを容易にする効果がある。さらに、ラベルワークは学生が主体的に学習する有効な演習方法であることが確認できた。
(3)これまでの個別的な老化の体験学習からラベルワークを用いたグループ学習は、学生間の意見交換を行うことで、高齢者は対象への関心、興味が薄れ、心的エネルギーが低下しやすいという「老いの内面的特長」の理解を深めることに役立ち、学生は新たな老年観を纏めることができた。
(4)エイジングメイクの手法として顔面だけでなく、頸部、前腕、手背にメイク範囲を拡大することで老化のリアリティが高まり、高齢者の心理面を理解することの動機付けとして効果的であった。
(5)メイク道具、手順の工夫として使いやすい手鏡や白髪の素材の検討を行った。
(6)安価な材料費と必要なメイク道具の精選やメイクBOXとメイク袋の比較検討を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 地域高齢者が自覚する毛髪の老化とその対処方法2008

    • 著者名/発表者名
      横山ハツミ
    • 雑誌名

      インターナショナルNursing Care Research研究会誌 7巻1号

      ページ: 41-47

    • 査読あり
  • [学会発表] エイジングメイクによる老性の自覚と適応体験プロメイク法とセルフメイク法の比較2008

    • 著者名/発表者名
      横山ハツミ
    • 学会等名
      第18回日本看護学教育学会
    • 発表場所
      つくば市
    • 年月日
      2008-08-02

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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