• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

高齢者の排泄ケアプログラムの研究開発と効果測定

研究課題

研究課題/領域番号 18592464
研究機関(財)東京都老人総合研究所

研究代表者

大竹 登志子  (財)東京都高齢者研究・福祉振興財団, 財団法人東京都老人総合研究所, 研究員 (30213755)

キーワード高齢者 / 排泄ケア / 排尿問題 / ケア方法の開発 / 排尿ケア問診表 / 口腔ケア
研究概要

高齢者の排尿障害に対して,現状では泌尿器科あるいは婦人科外来で対応しているが,まだ効果的とはいえない現状である.ここでは当事者本人がアクセスしやすい「さわやか(排尿)相談室」を導入し,本人・家族が抱えている排尿問題を,メンタルも含めた身体状態,生活状況そして居住環境を把握できる面談ケアを行なった.そのことより排尿症状の改善,問題解決が可能となった.
3年間の臨床研究の成果として,面談に必要な「高齢者排尿問題解決問診表(老研・大竹版)」を開発した.また生活改善評価表として高齢者が記入しやすい冊子「さわやか日誌(排尿日誌)」を作成した.これらを使用しながら行った285名の面談ケアは効果的であった.3名を除き,排尿症状の改善・完治,生活レベルの向上が見られた,それは面談による精神的な安定が症状改善に繋がったという評価である.
高齢者の排尿問題解決に個別の面談ケアという手法が開発されたわけであるが,さらに排尿問題の所在である原因追求の基礎研究と効果的なケア・治療方法の研究開発が必要であると考えるに至った.また、本排尿ケアシステムで排尿問題が解決しなかった認知症患者に対して,トイレ自立を促すケアプランを作成し排尿改善の観察を行っているが,今後の研究課題が残されている.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 高齢者の排尿問題とチーム医療2008

    • 著者名/発表者名
      大竹登志子, 菊地和則
    • 雑誌名

      第13回板橋区医師会学会誌 13

      ページ: 78

  • [雑誌論文] 高齢者の排尿問題解決手法の新しい福祉医療モデの試行とその効果2008

    • 著者名/発表者名
      大竹登志子, 菊地和則, 前川佳史, 石井賢二
    • 雑誌名

      東京都福祉保健医療学会誌 20

      ページ: 145-146

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi