研究課題/領域番号 |
18601005
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
関 隆晴 大阪教育大学, 教職教育研究開発センター, 教授 (50171327)
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研究分担者 |
岡崎 純子 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (20195332)
野田 文子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (90189407)
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キーワード | 総合的な学習の時間 / 体験学習 / 森林環境教育 / 食農教育 / 稲作体験 / 学生参加 / 地域連携 |
研究概要 |
柏原市教育委員会、柏原市市民生活部産業振興課、大阪府中部農と緑の総合事務所と本学の連携により、柏原市内の小学校における森林体験学習と食農教育を、総合的な学習の時間を活用して実施した。 森林体験学習においては、学生が単に参加するばかりではなく参加するボランティア学生に対し、教師としての成長を促す機会を設定し、その中でプレゼンテーションカ、子ども理解力をたかめ、教育現場に出ても様々な機関と協力して遂行する力量を養う形での学生教育の場も設定し、この教育効果についての調査を行った。また、この活動に参加してきた卒業生に対し、アンケート調査をおこない、この体験が教員になった時にどのように役立ったのかその教育効果についての解析を行った。また、森林体験学習のフィールドである高尾山の植物を材料とした教材開発も行い論文発表を行った。 食農教育においては、大学での栽培活動を中心とする研究と柏原市との地域連携の一環とする市内小学校の活動を中心とる研究を行った。大学では、栽培体験学習を行った卒業生に対してステークホルダー調査を実施し、栽培体験が、教員としての資質形成に影響を与えたかどうかについて尋ねた。栽培に関する知識と技能の他、育成の苦労と喜び、他者との協力など多面的な質問項目とした。平成20年度年度は調査結果をまとめる予定である。 また、柏原市内の3小学校の稲作体験学習に学生が参加し食農教育の教材開発研究に取り組んだ。平成18年度に引き続き、地域農家での田植え、稲刈りの体験と、収穫物の調理を中心に、栽培、生産と流通、食材と調理、食の安全など食農教育に必要と考えられる教材を開発しだ。
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