研究課題/領域番号 |
18601007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
橋本 健夫 長崎大学, 教育学部, 教授 (00112368)
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研究分担者 |
川上 昭吾 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10033896)
小宮山 潔子 国士舘大学, 文学部, 教授 (80225581)
杉本 孝作 四国学院大学, 短期大学英語科, 教授 (30154488)
牧野 治敏 大分大学, 教育実践センター, 教授 (30165683)
富山 哲之 長崎大学, 教育学部, 教授 (30039440)
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キーワード | キャリア教育 / 総合的な学習の時間 / 少子化 / IT化 |
研究概要 |
戦後60年が過ぎ、日本社会は豊かになった。この敗戦から現在に至る社会の発展を支えたのは産業の順調な伸びである。日本社会の発展を持続するためには、産業界の一層の充実が必要となる。近年、社会のIT化や国際化によって産業界の構造は複雑になり、多様な業種が存在するようになった。一方で社会の少子化は拍車がかかっている。 このような状況下では、次代を担う子どもたちに的確な職業観を身につけさせ、一人一人が最適の職業選択を行えるように、学校におけるキャリア教育を充実していかなければならない。本研究においては、総合的な学習の時間を活用したキャリア教育のあり方を追求している。平成18年度における実績は次の通りである。 (1)総合的な学習の時間におけるキャリア教育のあり方の検討 (2)総合的な学習の時間に力を入れている学校の視察 (3)長崎県下の総合的な学習におけるキャリア教育の調査 (4)次年度に向けた研究計画の立案 このように、平成18年度は学校現場におけるキャリア教育の実態の把握に焦点を置き、その分析に努めた。その結果、小学校においてはキャリア教育の観点からの実践はあまり試みられていないことが明らかになった。また、中学校においても職場体験学習を自己の職業観と結びつける観点が弱いことが示された。この状況をさらに詳細に調査し、それをもとに来年度は効果的な学習の実践案を提案することになる。
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