研究概要 |
平成19年度は以下の調査研究を実施した。(1)地域活性型のまちづくり学習の学習プログラムの立案 1年目で設計した基本学習プログラムと追加情報を参考に,まちづくり学習の実践校と支援機関(高専,行政機関,ほか)が連携した学習プログラムを,関係者と共に調整・立案した。具体的には,呉市立阿賀小学校の6年を対象に,児童の関心に配慮しながら地元の街を対象にした複数の学習テーマをもつ学習プログラム(16週28コマ)を立案した。 (2)地域活性型のまちづくり学習の実践と記録 立案した地域活性型のまちづくり学習をケーススタディとして2007年4月〜7月,10月に実践した。学習支援に関しては,地域連携を重視し呉工業高等専門学校の建築系・土木系の学生や地元行政職員(呉市役所)との連携を図った。また,学習の成果は「まち新聞」として取りまとめ,小学校周辺の地元住民に配布し,情報発信することにより地域活性化に資するように努めた。 (3)地域活性型のまちづくり学習のアンケート調査の実施 まち新聞の配布に合わせてアンケート調査票を住民に配布し,今回のまちづくり学習の実践の成果を評価するとともに今後の地域活性化に配慮したまちづくり学習のあり方や諸課題を情報収集した。 (4)研究成果の発表 本年度の研究成果を研究論文としてとりまめ,関係学会において発表した。
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