研究課題/領域番号 |
18606005
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
瀬田 智惠子 お茶の水女子大学, サイエンス&エデュケーションセンター, 研究協力員 (70280542)
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研究分担者 |
神長 美津子 東京成徳大学, 子ども学部, 教授 (80353390)
吉田 雅已 千葉大学, 教育学部, 教授 (80221670)
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キーワード | 持続可能な教育開発 / 同時双方向性通信メディア / 遠隔ワークショップ / ローコスト教材開発 / 幼児教育用教材ハンドブック / 英国の国際協力(教育分野 / 英国の理数科教育 / 国際協力 |
研究概要 |
1 ローコスト幼児教育教材開発: JICA-Netを介したパキスタン⇔日本の「第2回遠隔ワークショップ」に備えて、デモンストレーション用ローコスト教材開発を行うと共に、それぞれの教材活用により期待できる幼児教育上の効果を検討した。途上国の幼児教育では「リテラシー」と「ニューメラシー」を無視できないことを勘案して、これら2つのスキルへの効果に留意した。 2 「幼児教育用ローコスト教材開発の手引き」の開発:日本語版および英語版の手引書原案を開発した。途上国への配布を念頭に英語版ブックレット「Handy Guide: Low-cost Materials foe Early Childhood Education」を作成した。見開き2ぺージに1種類の教材の制作、活用、教育的な意義が把握できるように写真を中心にした編集に留意した。 3 先進国における持続可能な支援のためのテレビ会議システム活用事例調査:イギリスを事例に取り上げ、国際開発省(Department for International Development)におけるテレビ会議システムを活用した支援事例を調査した結果、教育分野での先行例は無いことが判明し、本研究の意義が再確認できた。理数科教育におけるメディア活用の実態を調査した。「メディア教材」を効果的に活用するための教員研修の重要性が把握できた。その観点は「テレビ活用による授業改善」(パプア・ニューギニア)のフォローアップにも応用可能。 4 研究の総括:持続可能な技術移転を目指した双方向性通信メディア活用の効果と課題の検証をした。ソフト面・ハード面での条件が把握できた。
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