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2007 年度 実績報告書

大学における教職と事務職をつなぐスタッフの育成とその活用に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18611007
研究機関長崎大学

研究代表者

林 朋美  長崎大学, 教育学部, 教務職員 (40346945)

研究分担者 橋本 健夫  長崎大学, 教育学部, 教授 (00112368)
茂地 徹  長崎大学, 工学部, 教授 (90100883)
大塚 雄作  京都大学, 高等教育研究開発推遊センター, 教授 (00160549)
鈴木 誠  北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (60322856)
三尾 忠男  早稲田大学, 教育総合科学学術院, 教授 (20219596)
キーワード大学改革・評価 / 教員と事務職員の連携 / スタッフ育成
研究概要

本研究の目的は、大学が改革・改善を推し進め続けることができるように大学の教員と事務職員という二層の構造をつなぎ、連携させるための新しいシステムモデルを構築することである。平成19年度においては、大学現場における実践をもとに、教員と事務職員とのそれぞれの職域をつなぐ新しいスタッフの育成と活用を試みた。具体的には、教務職員である研究代表者が、長崎大学教育学部において委員会活動(FD・SD委員会)、事務業務(主に学生対応)、研究活動などに参加し、教員や事務職員と連携しながら業務を行うことで、両者の連携に必要な要件について検討を加えていった。その結果、教員と事務職員とをつなぐ新しいスタッフ(職域)には、両者間のボトルネックを見極め、その具体的な解決策を現場での業務を通して提案していく能力が必要とされるとの結論に至った。また、そのためには、所属する組織構成員(教員、事務職員)の方々が新しいスタッフ(職域)を受け入れるための理解と協力が重要であることも確認された。
新たにスタッフ(職域)を設けることは容易ではないが、教員と事務職員とが互いにその職域に踏み入ることでも、新しい職域を確立することができる。互いが連携について協議し続けることも求められる。本研究では、新しいスタッフ(職域)が確立されることによって教員と事務職員との連携がより円滑に行われる可能性が認められたものの、実践が一事例にとどまったため、システムモデルの提示には至らなかった。今後は、本研究成果をもとに他大学における有用性などを検討していくことが課題となる。
その結果、教員と事務職員とをつなぐ新しいスタッフ(職域)には、両者間のボトルネックを見極め、その具体的な解決策を現場での業務を通して提案していく能力が必要とされるとの結論に至った。また、そのためには、所属する組織構成員(教員、事務職員)の方々が新しいスタッフ(職域)を受け入れるための理解と協力が重要であることも確認された。
新たにスタッフ(職域)を設けることは容易ではないが、教員と事務職員とが互いにその職域に踏み入ることでも、新しい職域を確立することができる。互いが連携について協議し続けることも求められる。
本研究では、新しいスタッフ(職域)が確立されることによって教員と事務職員との連携がより円滑に行われる可能性が認められたものの、実践が一事例にとどまったため、システムモデルの提示には至らなかった。今後は、本研究成果をもとに他大学における有用性などを検討していくことが課題となる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 大学における授業改善の試み-理科好きな教員を養成するために2007

    • 著者名/発表者名
      橋本 健夫・林朋 美
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集 31

      ページ: 83-84

  • [雑誌論文] 高等教育の個別的実践と普遍的理論化の狭間で-大学評価・FD実践の体験を通して2007

    • 著者名/発表者名
      大塚 雄作
    • 雑誌名

      高等教育研究 10

      ページ: 111-127

    • 査読あり
  • [学会発表] 大学における授業改善の試み-理科好きな教員を養成するために2007

    • 著者名/発表者名
      橋本 健夫・林 朋美
    • 学会等名
      日本科学教育学会第31回年会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2007-08-18
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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