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2006 年度 実績報告書

アフリカにおける未開発言語の記述言語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18632003
研究機関京都大学

研究代表者

梶 茂樹  京都大学, 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (10134751)

研究分担者 米田 信子  大阪女学院大学, 国際・英語学部, 准教授 (90352955)
キーワードAfrica / little known languages / description
研究概要

アフリカの未開発言語をいかに学問的に記述していくかが、アフリカ言語学において最重要課題となっている。そのため、国内の研究者については、メールなどで情報交換をはかるととともに、2006年12月と2007年3月の2回、京都で研究会を行ない、研究者の組織化をはかった。国外の研究者に関しては、研究分担者の米田信子を2006年8月から9月にかけて、ベルギーの王立中央アフリカ博物館、オランダのライデン大学アフリカ研究所、ドイツのケルン大学アフリカ研究所に派遣し、それぞれの研究所で未記述言語や未記述言語地域に関する情報交換を行なうと同時に、日本語で出版されているアフリカ研究に関する説明を行なった。2006年8月から9月にかけては、研究協力者の塩田勝彦をオーストリアとナイジェリアに派遣した。ウィーン大学アフリカ研究所において、特にドイツ語圏におけるアフリカ研究の進展、ウィーン大学におけるアフリカ諸言語の教育状況について説明を受け、また日本におけるアフリカ研究の現状について説明した。さらに日本・オーストリア間での共同研究の可能性について議論を行なった。ナイジェリアでは、北東ナイジェリアの少数民族諸語の情報を集めるとともに、マイドゥグリ大学とも情報交換をした。研究代表者の梶茂樹は、2007年1月ウガンダのマケレレ大学言語研究所において、ウガンダにおける未開発言語の共同研究の可能性を討議すると同時に、同国西部の言語事情について視察した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] トーロ語の地名2007

    • 著者名/発表者名
      梶 茂樹
    • 雑誌名

      生きる場の人類学

      ページ: 185-194

  • [雑誌論文] アフリカの多言語使用と国語問題2007

    • 著者名/発表者名
      梶 茂樹
    • 雑誌名

      月刊言語 36・1

      ページ: 62-67

  • [雑誌論文] アフリカの言語は易しいか-バンツー系トーロ語の統語構造と声調の係わりにおいて検証する-2007

    • 著者名/発表者名
      梶 茂樹
    • 雑誌名

      ARENA 2007

      ページ: 44-51

  • [雑誌論文] ナミビア : アフリカ諸語教育の新たな段階-Upgrading African Languages Projectの報告を中心に-2007

    • 著者名/発表者名
      米田信子
    • 雑誌名

      スワヒリ&アフリカ研究 17

      ページ: 145-155

  • [雑誌論文] マテンゴ語における『現在』と『未来』-2種類の時間境界2006

    • 著者名/発表者名
      米田信子
    • 雑誌名

      言語に現れる「世間」と「世界」

      ページ: 129-151

  • [雑誌論文] マテンゴ語の『補完語』と情報構造2006

    • 著者名/発表者名
      米田信子
    • 雑誌名

      言語研究の射程

      ページ: 189-211

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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