研究分担者 |
高谷 裕浩 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70243178)
高 偉 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70270816)
高辻 利之 産業技術総合研究所, 計測標準研究部門, 室長 (20357362)
笹島 和幸 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (80170702)
古谷 涼秋 東京電機大学, 工学部, 教授 (50219119)
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研究概要 |
知的ナノメートル計測を発展させ,ナノスケール生産基盤として日本の産業における「ものづくり」への適用を考えるためには,4つのコア計測技術における課題解決のための共同研究が必要となる.本企画調査では,これらの課題解決を目的とした特定領域研究設置のための調査研究を行った.以下のような4つのグループを作り,調査研究を行った. (1)知的計測技術研究グループ 知的計測手法の基本的な技術を体系化し,これを産業界で応用する場合の方法を定式化した. (2)ナノメートル加工計測技術研究グループ ナノメートル加工計測技術に知的計測手法を応用するために最適な対象を調査した. (3)ナノメートル計測標準研究グループ ナノメートル計測の標準化により,産業界にナノメートル領域のトレーサビリティを確立するための方法を検討した. (4)ものづくりへの展開研究グループ 本組織の母体となる精密工学会「知的ナノ計測専門委員会」の産業界からのメンバー(10社〜20社程度)を研究協力者として,産業界におけるものづくりへ知的ナノメートル計測技術を適用する手法について検討した. このような連携活動を有効的,効率的に行うために,上記専門委員会の活動を支援し連携して調査研究を行った.また,関連する国際会議8th International Symposium on Measurement Technology and Intelligent Instruments (ISMTII2007) (2007年9月25日〜27日,東北大学,委員長 高教授)を支援することで,国際的な連携,動向調査を行った.この国際会議は,参加者:250人(23カ国),発表:214件,企業展示:15社と,計測分野の国際会議として大きな成功を収めた.このためにインターネットおよびホームページを有効に利用した情報収集,および国際的な情報発信やメールや郵送を利用した情報収集を行った.これらの連携,研究,調査の結果を特定領域研究の新規発足研究領域の準備に利用する.
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