研究分担者 |
天笠 俊之 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (70314531)
田中 博 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (70236628)
石川 佳治 名古屋大学, 情報連携基盤センター, 教授 (80263440)
川島 英之 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (90407148)
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研究概要 |
昨年度の研究成果をもとに以下の研究を推進した. (1)気象メタデータ記述形式の適用評価 昨年度GPV/JMAデータベースを対象にデータファイルに対するメタデータを記述,相互運用するための記述フォーマットをXMLを用いて開発した.本年度は,同記述を用いた気象データベースの構築を継続して行った. (2)気象メタデータの抽出方式 昨年度GPV/JMAデータベースを対象として,検索を支援するメタデータをデータファイルから自動的に抽出する方式を開発した.本年度は,同方式を用いた気象データベースの構築を継続して行った. (3)オントロジーを用いたデータベース検索方式の開発 「冬型気圧配置」等の気象概念に基づくデータ探索の基本的枠組みについて機械学習の手法を用いた手法を提案し,実験検証を含めた研究を推進した. (4)異種気象データベース連携機構の開発 FUSEを用いてWebベースの異種気象データベースを各種プログラムから連携利用するための機構を構築し,実際の気象データ処理要求を処理する上での処理性能の解析等を行った.また,河川情報データ等関連データに関して異種データベース統合の可能性を検討した. (5)Webサービス化と連携機能の開発 一連の気象データ解析をワークフローとして定義し利用可能とするための枠組みに関する研究を継続した. (6)XMLを用いた検索機能に関する基礎研究 異種データベース連携を行う上で必要となる,XMLデータに対するXPathに基づく曖昧検索を効率的に行うための基本方式に関する研究を継続したのに加え,類似部分抽出を効率的に行うための基本方式を開発した.
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