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2006 年度 実績報告書

靭帯様再生コラーゲン組織と細胞の相互作用のマイクロバイオメカニクス

研究課題

研究課題/領域番号 18650122
研究機関大阪大学

研究代表者

宮崎 浩  大阪大学, 基礎工学研究科, 助教授 (00263228)

研究分担者 山本 憲隆  立命館大学, 理工学部, 教授 (40210546)
玄 丞烋  京都大学, 再生医科学研究所, 助教授 (90283655)
和田 成生  大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (70240546)
キーワード再生医工学 / 靱帯 / コラーゲン / 足場材料 / 細胞 / 相互作用 / 培養 / マイクロバイオメカニクス
研究概要

1.靱帯組織構築用バイオリアクタの製作
靱帯様再生組織を構築するために,繰り返し引張負荷を作用させながら,細胞とコラーゲンゲル,足場材料からなる複合体を培養することのできる装置を作製した。培養チャンバー内に挿入されたチューブを介して培地交換を行いながら,3週間以上の培養が可能であった。
2.細胞の足場となる生分解性高分子メッシュの作製
直径約15μmのポリL乳酸(PLLA)からなるマルチフィラメントを編んだメッシュを作製した。さらに,熱処理とガンマ線照射を施し,力学的特性および培養環境下における分解性を調べた。短時間の熱処理はPLLへの分解速度には影響を及ぼさなかったが,強度を大きく低下させた。ガンマ線の照射線量の増加とともに引張強度が低下し分解速度が上昇した。
3.再生組織内の細胞の観察手法の確立
コラーゲンゲル内の線維芽細胞の細胞質を適切な濃度の蛍光色素CellTracker Greenで染色することによって,共焦点レーザ顕微鏡を用いた細胞形態の観察が可能であった。
4.再生組織の力学試験装置の製作
共焦点レーザ顕微鏡のステージ上に設置することができ,細胞とコラーゲンゲルから作製した再生組織に張力を作用させながら組織および蛍光染色した細胞の観察を行うことのできる装置の設計,製作を行っている。この装置はカンチレバーとレーザ変位計を組み合わせた荷重計測システムを持ち,試料把持用グリップを接続した電動リニアステージを駆動して再生組織に変位を与える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 物理的処理によるPLLAメッシュ材料の物性変化2007

    • 著者名/発表者名
      米倉 藍
    • 雑誌名

      日本機械学会第19回バイオエンジニアリング講演会講演論文集 No. 06-65

      ページ: 422-423

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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