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2008 年度 実績報告書

複合現実感を応用したリハビリテーションにおけるコミュニケーション支援メディア

研究課題

研究課題/領域番号 18650150
研究機関筑波大学

研究代表者

北原 格  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (70323277)

研究分担者 大田 友一  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (50115804)
亀田 能成  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (70283637)
中村 亮一  千葉大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (30366356)
キーワード複合現実感 / リハビリテーション / コミュニケーション / 動作計測 / プライバシ保護
研究概要

本年度は、前年度構築した身体情報の提示・共有による視覚支援システム(以下MRミラー)を用いて、具体的なリハビリテーションシステムの実装を行い、提案手法の有効性を検証するための実証実験を通じて、問題点の洗い出しと改善手法の開発に取り組んだ.
MRミラーシステムに関する詳細な知識がないユーザでも利用できるように、ユーザの周囲を浮遊するCGボールを腕で弾き飛ばすゲーム的アプリケーションを開発した.これまでは、実験室のような画像処理にとって良好な撮影環境を維持しやすい空間でシステムの開発を進めてきたが、本年度は、実利用を想定し、不特定多数の人物が出入りするシンポジウム会場において実証実験を兼ねたデモンストレーションを実施した。人物の動き推定処理は、画像処理技術を用いて実装しているため、照明条件や背後に写りこむ人物の服装による影響を受けるなど、実装時に参考なる知見を獲得しつつ、不安定要素の多い空間においてもある程度頑強に動作することが確認できた.同時に、システムの実用性に関するヒアリング調査を通じて、システムの直感な空間把握能力を向上させるなど、リハビリテーションを目的とした映像提示に固有の問題点の洗い出しを行った.本年度後半は、問題点に関するシステムの改善を進め、グリッド補助線など補助的な視覚情報をCGで描画・提示する手法を開発するに至った.研究発表としては、複合現実感技術を用いたコミュニケーション支援に関する研究内容の論文が日本バーチャルリアリティ学会論文誌に掲載された他、国際会議1件、国内会議2件の成果をあげている.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 変型ビルボードを用いた人物像の提示による複合現実感卓上作業の遠隔共有2008

    • 著者名/発表者名
      南谷真哉,北原格,亀田能成,旨大田友一
    • 雑誌名

      日本バーチャルリアリティ学会論文誌 12

      ページ: 363-373

    • 査読あり
  • [学会発表] MRミラー:仮想鏡像を用いた複杏現実感型提示方式2008

    • 著者名/発表者名
      佐藤秀昭,北原格,大田友一
    • 学会等名
      画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2008)
    • 発表場所
      長野県・軽井沢
    • 年月日
      20080729-31
  • [学会発表] Generating Perceptually-Correct Shadows for Mixed Reality2008

    • 著者名/発表者名
      Gaku Nakano, Itaru Kitahara, Yuichi Ohta
    • 学会等名
      International Symposium on Mixed Reality and Augmented Reality (ISMAR2008)
    • 発表場所
      イギリス・ケンブリッジ
    • 年月日
      2008-09-17
  • [学会発表] MRミラーにおける視点位置推定のための顔領域検出手法2008

    • 著者名/発表者名
      佐藤秀昭・北原格・大田友一
    • 学会等名
      電子情報通信学会2009年総合大会
    • 発表場所
      愛媛県・松山
    • 年月日
      2008-03-18

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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