研究課題/領域番号 |
18650174
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
福地 豊樹 群馬大学, 教育学部, 教授 (40134267)
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研究分担者 |
新井 淑弘 群馬大学, 教育学部, 助教授 (00302448)
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キーワード | 大気汚染 / スポーツ施設 / 二酸化窒素 / 浮遊粒子状物質 / 環境意識 / ディーゼルエンジン排気粒子 / 呼吸器障害 / 自動車 |
研究概要 |
1)体育・スポーツ施設の状況調査および調査施設の選定 体育・スポーツ施設における周辺環境や近くの都市の状況を地図に用いて調べ、調査対象候補を20程度に絞る。その後、検討を加え調査対象約5地域を決定した。選定基準としては都市内部か校外、山間部か平野部か、交通の利便性など地理的環境および社会環境について数項目について検討条件とした。各施設ごとに測定地点を、屋外で約20〜30箇所設定した。さらに、施設外の一般道路上で約10地点を選定してNO2およびSPM濃度の測定を行った。 2)アンケート調査用紙の作成 体育・スポーツ施設利用者の大気汚染に対する意識を明らかにするために、自己記入式のアンケート用紙を作成した。内容には、現在行っている運動の種類やスポーツの種目、頻度、運動歴、生活習慣、健康状態、大気汚染に関する項目を設け、施設利用者の大気汚染に対する意識や運動への取り組め方などが明確に記述できるようなアンケート用紙を作成した。アンケート調査は基本的には無記名で記入できるよう作成したが、個人情報を含んでいるため、データの取り扱いやプライバシー保護のための方法に関しての検討を行った。 3)NO2濃度、SPM濃度の測定 上記1)で選定した体育・スポーツ施設の測定地点(各施設10箇所)において、フィルターバッチ法(次頁の測定方法参照)によりNO2濃度を測定した。浮遊粒子状物質(SPM)濃度は小型パーティクルカウンターにより各地点で測定を行った。 4)気象データの入手 各施設周辺の気象データを入手した。得られたデータはNO2およびSPMのデータとともに大気環境の評価の参考資料とした。
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