お茶の水女子大学キャンパス内にある0〜2歳児対象の保育施設いずみナーサリーが、大学というコミュニティの中で有機的に機能する教育・研究の場となることを目的として、以下のことを行った。 1) 教材開発 透明な描画教材の教育実践、開発、研究 2) 保育記録等のポートフォリオ研究 3) 附属幼稚園との共同的保育・研究体制の評価 4) 学外の子育て支援施設の視察 0〜2歳の子ども同士の関係性を育みつつ表現する媒体としてのクリアボード描画の形式、活動の導入、記録の記述方法等についての検討がなされ、乳晃期保育の教材研究として一定の成果が得られた。また幼稚園とナーサリーそれぞれの特性とカリキュラムを生かした相互交流の記録と意義について検討がなされた。これらの成果は、報告書「大学の中で、赤ちゃんが笑う-育ちにふれて大人も育つ-」(2009年3月発行)にまとめられている。
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