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2007 年度 実績報告書

ペプチドを含む機能性食品開発法の創造に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18650220
研究機関京都府立大学

研究代表者

佐藤 健司  京都府立大学, 人間環境学部, 教授 (00202094)

キーワードコラーゲンペプチド / 食事由来ペプチド / 固相抽出 / プレカラム誘導化 / ピログルタミン酸ペプチド / 問脈血 / Pro-Hyp / Hyp-Gly
研究概要

ポリスチレンにスルフォン酸を導入した強カチオン交換樹脂を導入したスピンカラムを用い、て数mLのヒト末梢血中に存在する食事由来ペプチドのキャプチャリングに成功した。このペプチド画分を用いて、サイズ排除クロマトグラフィーで分画後、フェニルイソチオシアネート(PITC)によりペプチドを誘導化した。この処理により親水性ペプチドの逆相HPLCによる分離が劇的に改善され、さらにフェニル基の存在に基づく254nmにおける特異的な検出が可能となった。この手法を用い、コラーゲンペプチドを摂取したヒト末梢血から主要な食事由来コラーゲンペプチドであるPro-Hypが妨害無く検出された。さらにこれまでは分離できなかった親水性ペプチドであるHyp-Glyも主要な食事由来コラーゲンペプチドとしてヒト末梢血中に存在することを明らかにした。さらに大豆たんぱく質分解物、エラスチン分解物を摂取したヒト末梢血からも食事由来ペプチドの分離に成功した。
またアミノ末端がピログルタミン酸となったアミン末端閉鎖ペプチドを摂取したラットもン脈血から前述のスピンカラムによりアミノ基を持つペプチド・アミノ酸を除去した後、ピログルタメートアミノペプチダーゼで消化し、遊離してきたピログルタミン酸をジニトロヒドラジンと反応させ、反応物を逆相HPLCで分離することによりピログルタミン酸ペプチドがラット問脈血中に移行することを初めて証明した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Transport of a tripeptide, Gly-Pro-Hyp, across the porcine intestinal brush-border membrane2007

    • 著者名/発表者名
      Aito-lnoue, M.
    • 雑誌名

      Journal of Peptide Science 13

      ページ: 468-474

    • 査読あり
  • [雑誌論文] タンパク質酵素分解物を含む市販食品中の遊離およびペプチド型ピログルタミン酸含量2007

    • 著者名/発表者名
      佐藤健司
    • 雑誌名

      食品加工技術 27

      ページ: 18-22

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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