研究課題/領域番号 |
18650235
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
鶴見 武道 愛媛大学, 農学部, 教授 (50325362)
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研究分担者 |
泉 英二 愛媛大学, 農学部, 教授 (30026637)
五味 久壽 立正大学, 経済学部, 教授 (30062863)
名取 一好 国立教育政策研究所, 基礎研究部, 統括研究官 (70026623)
藤原 三夫 愛媛大学, 農学部, 教授 (20144347)
若林 良和 愛媛大学, 農学部, 教授 (10201146)
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キーワード | 専門高校 / 学科の改編 / 学習指導要領 / 森林教育 / 農山漁村地域マネジメント特別コース / AO入試 / 教育課程表 / 科目の概要 |
研究概要 |
研究の成果(1)詳細の調査研究 特徴的な学科改編等を実施して教育実践を行っている森林・林業学科設置校の詳細な実態調査を行い、専門高校における学科改編の課題とその解決の方向性を探った。 日本で唯一の単独林業高校である静岡県立天龍林業高校は、平成15年度に「生産流通科」を「森林科学科」として学科の改善を図りながら、平成19年には、文部科学省の「目指せスペシャリスト(スーパー専門高校)」の指定を受け、林業専門教育、森林環境教育、そして林業教育を通したキャリア教育を実践することによりスペシャリスト育成を目指すことにした。しかし、平成27年には、地元普通科設置校二俣高校との統合が県教育委員会の方針として打ち出されている。この指定期間は21年までだが、この間に地域林業との関わりを深めると同時に、全国森林・林業教育研究協議会でも議論を深め、日本で唯一の単独林業高校の存続を明確にしていくことの重要性が碓認された。 (2)学習指導要領、教科書の調査分析 (1)小・中学校、高等学校における森林教育の現状を明らかにした。小・中学校では主に森林・林業を扱っている社会科について、高等学校は社会科(平成元年からは地理歴史、公民)、理科について調査した。具体的には昭和43年から45年改訂の学習指導要領における森林・林業の取り扱い、(2)昭和52年から53年、(3)平成元年、(4)平成10年から11年改訂の各学習指導要領および教科書5社における森林・林業の取り扱いを分析した。いずれにおいても、国内林業の扱いは不十分であり大きな問題があることがわかった。 (3)I期検討委員会 平成20年1月7日から9日にかけて東京から、立正大学の五味久壽教授、国立教育政策研究所の名取一好統括研究官を迎えて、愛媛大学で検討委員会を実施した。専門高校のありかたについては、地域林業との関わりや実験実習を地道に推進することの必要性が確認された。農山漁村地域マネジメント特別コースのありかたについては、AO入試の内容(面接、レポート課題、プレゼンテーションテーマ)、教育課程表、科目の概要を検討した。
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