研究課題/領域番号 |
18650258
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
小松 美彦 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90266239)
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研究分担者 |
香川 知晶 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (70224342)
田中 智彦 東京医科歯科大学, 教養部, 准教授 (30288039)
土井 健司 関西学院大学, 神学部, 教授 (70242998)
中島 理暁 秀明大学, 総合経営学部, 講師 (50364956)
廣野 喜幸 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (90302819)
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キーワード | 倫理学 / 思想史 / 生命倫理 / 医療倫理 / 科学論 / バイオエシックス / 国際研究者交流 / アメリカ合衆国 |
研究概要 |
初年度の成果を踏まえて、米国のバイオエシックスの成立史と特性を検討対象として以下を行った。計8回の研究会と宿題作業を基本とした。 1米国の研究者に対して、(1)選択式アンケート調査と(2)記述式アンケート調査を実施し、解析した。(1)に関しては、米国生命倫理学会員1296名に依頼し、144票のWeb入力回答を得た。依頼の信頼度を高めるために、事前に当研究会の英文サイト(「13備考」欄参照)を作成した。(2)については、バイオエシックスの創生期から重役を担っている研究者30名に依頼し、9票の回答を得た。信頼度を増すために英文サイトに加えて、世界的な研究者Arthur L. Caplan、 Renee C. Fox、 William R. LaFleurから推薦協力を得た。 Encyclopedia of Bioethics 1st ed. (1978)の編集代表Warren T. Reichを招聘し、講演・研究会を07年12月8・9日に実施した。第1部「Bioethics: The Culture That Shaped It」、第2部「The Outsider and the Future of Bioethics」。 3研究の暫定成果を発表し外部からの批判を仰ぐべく、日本生命倫理学会第19回年次大会のワークショップ「『メタ・バイオエシックス』の構築に向けて(2)」を企画・実施した(07年11月10日)。発表者は、小松、香川、田中丹史(研究協力者)、土井。 4研究書を企画し、『生命倫理の変革へ-その歴史的展望(仮)』(NTT出版)の出版が決まった(2008年度中)。 5最終報告書(A4版、169頁)を作成し、内外の研究者約300名に謹呈した。東京海洋大学図書館にも寄贈した。 6本研究は08年度から10年度にかけて基盤研究(B)(内定済)として継続・発展される。
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