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2007 年度 実績報告書

スポーツスケジューリング

研究課題

研究課題/領域番号 18651076
研究機関中央大学

研究代表者

松井 知己  中央大学, 理工学部, 教授 (30270888)

研究分担者 吉瀬 章子  筑波大学, システム情報工学研究科, 教授 (50234472)
宮代 隆平  東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 助教 (50376860)
宮本 裕一郎  上智大学, 理工学部, 助教 (20323850)
キーワードアルゴリズム / スポーツマネジメント / スケジューリング / 半正定値計画
研究概要

1.一様な巡回トーナメント問題に関する近似法 本拠地間の距離が一様な巡回トーナメント問題に対し、移動距離(回数)最小化問題に対するトーナメントスケジュールの作成法を、平成18年度国際会議の論文特集号(Lecture Notes in Computer Science)に本年投稿し、採択された。本手法は,カークマンスケジュールと呼ばれる特殊なスケジュールを改変することで,2重総当たり戦の移動回数最小化問題の良質な解を構築する.本手法によって、最適解に非常に近い解が得られることを,理論的に保証した.提案手法により,2重総当たり戦の移動回数最小化問題について,チーム数22,28,34,40,46の場合には既存の世界記録を凌駕する新たな解が得られ,さらに得られた解は最適解であることを保証することに成功した。
2.半正定値計画緩和に基づく試合場決定問題の解法
試合場決問題について、半正値計画緩和と、形計画緩和に基づく解法の提案を行った。(この結果は、Pacif1c Joumal of Optimizationに採択されている。)両手法について、1重と2重総当たり戦の両方の問題に適用する計算実験を行った。その結果、1重総当り戦では、線形計画緩和に基づく方法は、殆どの問題例において最適解を生成する事が確認された。2重総当たり戦では、線形計画緩和に基づく方法では、劣悪な解しか得られないことが判明した。これに対し半正定値計画緩和に基づく方法は、どの問題例でも高品質の解を生成することが確認された。半正定値計画緩和は、計算時間の短縮が検討課題として残されている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] The home-away assignment problems and break minimization/maximization roblems in snorts schedulin2007

    • 著者名/発表者名
      Ayami Suzuka
    • 雑誌名

      Pacific Joumal of Optimization 3

      ページ: 113-133

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Constructive Algorithms for the Constant Distance Traveling Tournament Problem2007

    • 著者名/発表者名
      Nobutomo Fujiwara
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Computer Science 3867

      ページ: 135-146

    • 査読あり
  • [学会発表] Minimizing Can!y-Over Effects Value in a Round-Robin Tournament2007

    • 著者名/発表者名
      Ryuhei Miyashiro
    • 学会等名
      22nd European Confbrence on Operational Research
    • 発表場所
      プラハ、チェコ共和国
    • 年月日
      2007-07-10
  • [備考]

    • URL

      http://homepage2.nifty.com/TOMOMI/sports-scheduling.html

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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