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2007 年度 実績報告書

人の動作の冗長性の映像解析によるオンライン抽出

研究課題

研究課題/領域番号 18651077
研究機関京都大学

研究代表者

牧 淳人  京都大学, 情報学研究科, 准教授 (60362414)

研究分担者 水山 元  京都大学, 工学研究科, 講師 (40252473)
田中 和人  同志社大学, 工学部, 准教授 (50303855)
キーワード機械学習 / 画像認識 / 情報システム / 認知科学 / ヒューマンセンタード生産
研究概要

(1)映像解析による動作の数量化:
映像解析の手掛かりとして、動作のポイントとなる特徴点群の抽出とそれらの追跡を行うにあたり、昨年度は追跡する特徴点周辺の輝度パターンを局所的な画像基底で表現することを提案したが、今年度はさらに、照明位置を変化させる前処理なしで時系列画像そのものから追跡点周辺の照明変動基底を獲得し、それらを逐次更新しながら追跡する手法を開発した。これにより、陰影変化の輝度分布への影響が支配的で従来法では対応の難しかったテクスチャレス領域での特徴点追跡に成功した。人体の剛体部分に関しては、特徴点群の座標の軌跡を含む行列の因子分解などにより動作の数量化が可能である。
(2)人の動作の基本解析:
今年度は、人の動作の具体的な事例として中華鍋の操作を取り上げ、全身の動きのデータ取得を試験的に行った。映像解析のためのアルゴリズムは引き続き開発中であるため、MC(モーションキャプチャ)システムを備えた専用のスタジオを利用し、マーカ付の専用の衣服を着用した被験者の動きを、それらマーカの3次元座標を連続的に表示することによって可視化した。動作の冗長性を明らかにする観点から、特に熟練者と非熟練者のそれぞれを被験者として対象動作の撮影を行い、それらの動作間で差異が観測されることを定性的に確認した。また、その差異のうち動作の習熟に影響の大きい部分の見極めとその数値化を行う方法について検討した。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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