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2006 年度 実績報告書

英語の構文習得理論構築に向けての認知言語学的研究-免疫記憶のメカニズムの観点から

研究課題

研究課題/領域番号 18652047
研究機関京都教育大学

研究代表者

児玉 一宏  京都教育大学, 教育学部, 助教授 (40340450)

研究分担者 山梨 正明  京都大学, 大学院人間・環境学研究科, 教授 (80107086)
伊勢 晃  京都教育大学, 教育学部, 助教授 (00379059)
小山 哲春  京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 助教授 (60367977)
キーワード構文習得 / 認知言語学 / 用法基盤モデル / 構文の拡張 / 与格構文 / 二重目的語構文 / 中間動詞構文 / 免疫記憶
研究概要

平成18年度は萌芽研究の初年度であり、基本的には各個人ごとに従来の研究を推進、拡張することに従事した。研究分担者の研究実績についての概要は、以下の通りである。児玉は、認知言語学の構文習得研究につながる先行研究を幅広く渉猟するとともに、免疫学的記憶の機序と構文の拡張メカニズムの接点について考察を深めた。また、オランダ語およびフランス語の与格構文、二重目的語構文、中間動詞構文についての構文使用の実態調査を実施し、言語間の普遍性と個別性について分析した。山梨は、認知言語学およびフレーム意味論に基づく構文研究を深めるとともに、用法基盤モデルに基づく認知的な構文習得研究への展望を図った。伊勢は、フランス語の与格構文、中間動詞構文についての研究を推進するとともに、フランス語の当該構文についての実態調査を実施した。また、認知言語学的視点から、英語の与格構文および中間動詞構文の英仏対照研究に従事した。小山は、本研究によって期待される構文習得・構文拡張メカニズムの機序をいかに第2言語習得に応用するかという点を射程に入れ、応用言語学の視点から有益な知見を提供していると思われる先行研究を渉猟した。また、平成19年度の米国アリゾナ大学において予定している構文使用の実態調査に向けての準備となる基礎研究を行った。これらの研究は、平成19年度の共同研究の基盤として重要なものである。平成19年度は、言語学の関連分野、特に分子免疫学、薬学、認知科学の研究者の協力を得て、認知言語学の英語構文習得理論構築するケーススタディを発表すべく、現在準備中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 書評 : 認知文法の新展開-カテゴリー化と用法基盤モデル2006

    • 著者名/発表者名
      児玉一宏
    • 雑誌名

      英語青年 151. 11

      ページ: 699

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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