研究課題/領域番号 |
18652065
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
森田 彰 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (60210168)
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研究分担者 |
杉本 香織 早稲田大学, 教育学部, 助手 (70409613)
藤本 淳史 拓殖大学, 経済学部, 専任講師 (20384703)
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キーワード | 英語教育一般 / 教育工学・教材・教育メディア / 異文化コミュニケーション / 教授内容 |
研究概要 |
本年度(2007年度)はまず、中学校英語教科書のうち、採用数の多いNew Crown(三省堂)、New Horizon(東京書籍)、Sunshine(開隆堂)の現行教科書3学年分について本文およびタスク、アペンディックス部分について内容とプロットの分析を行った。具体的には、「話題」に関連すると考えられるキーワードをできるだけ広範囲に選定し、話題データベースの基本となるキーワードの階層化のシミュレーションとして、そのグループ分けを行った。さらに、国語の検定教科書研究も加えた先行研究の調査を行った(国語検定教科書に現れた変化と英語教科書のそれは、多少質は異なるものの、一致点も多いことが興味深い)。これによって得られた知見をもとに、グループ分けの再検討を行った。また、XMLによるタグ付けの概念の整理を行い、サンプルを作成した。しかしながら、教科書本文のデジタル化は、研究目的としても著作権の関係等でデータベースとして活用に耐えるレベルに達しない恐れがあることがほぼ判明した。このため、データベース構築の基本概念を変更し、現行教科書を購入しての分析、国立国会図書館および教科書図書館の蔵書を利用した分析により、XMLの特性をより活用し、本文の参照個所をタグに明記することにし、これを2008年度の主要な作業課題に位置付けることとなった。執筆者、編集者へのインタヴューを並行して行ったが、これまでのところNew Crownの執筆者が中心となっている。2007年度末から、New Horizonの執筆者とのコンタクトを開始している。
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