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2006 年度 実績報告書

公判前整理手続規定の解釈と多様な運用可能性

研究課題

研究課題/領域番号 18653006
研究機関京都大学

研究代表者

酒巻 匡  京都大学, 大学院法学研究科, 教授 (50143350)

キーワード公判前整理手続 / 裁判員制度 / 証拠開示 / 裁判迅速化 / 公判準備
研究概要

1.イギリス、アメリカ、ドイツ諸国の刑事公判準備及び公判手続に関する基本文献を収集し、閲読・分析を進めた。
2.公判前整理手続施行前後に公刊されたこれに関連するわが国の文献、並びに裁判員制度の実施・運用に関するわが国の文献を網羅的に収集し、閲読・分析した。
3.(1)当初の研究計画どおり、研究の準備作業として、平成18年4月に裁判員制度施行準備に携わっている東京地方裁判所判事と協議し、その内容を法律雑誌に掲載した。
(2)これに引き続いて、裁判員制度施行準備に携わっている、裁判・検察・弁護の各実務法律家と、公判前整理手続及びこれを踏まえた裁判員裁判公判の諸問題について協議し、その内容を法律雑誌に掲載した。
(3)以上の準備作業を踏まえ、酒巻が全体構想と司会を担当し、裁判・検察・弁護から手続運用検討の責務を負う実務法律家12名の参加者を得て、平成18年7月から、公判前整理手続と引き続く裁判員公判審理の理論的・実務的課題を包括的に検討・討議する研究会を6回実施した。その内容は、10月以降・順次法律雑誌に連載中である。
4.前記研究会での実務法律家との討議から着想を得て、将来の裁判員裁判とその不可欠の前提となる公判前整理手続の在り方について、理論的指針を示す小論文を執筆し、法律雑誌に掲載した。
5.最高裁判所事務総局刑事局の協力を得て、法律施行直後から平成18年度内に至る全国の裁判所における公判前整理手続の実施・運用状況に関する統計資料を入手し、閲読・分析した。

研究成果

(6件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文

  • [雑誌論文] 裁判員制度の意義と課題2006

    • 著者名/発表者名
      酒巻 匡
    • 雑誌名

      法学教室 308号

      ページ: 10-15

  • [雑誌論文] <対談>裁判員制度実施に向け新たな刑事裁判の在リ方2006

    • 著者名/発表者名
      酒巻 匡(共著)
    • 雑誌名

      法学教室 308号

      ページ: 16-24

  • [雑誌論文] <座談会>裁判員制度実施に向けた新たな刑事裁判の在リ方-法曹三者の取組2006

    • 著者名/発表者名
      酒巻 匡(共著)
    • 雑誌名

      法学教室 310号

      ページ: 6-16

  • [雑誌論文] 裁判員制度のために何が求められているのか2006

    • 著者名/発表者名
      酒巻 匡
    • 雑誌名

      法律のひろば 59巻10号

      ページ: 4-9

  • [雑誌論文] 裁判員制度における審理等の在リ方-総論2006

    • 著者名/発表者名
      酒巻匡(共著)
    • 雑誌名

      ジェリスト 1320号

      ページ: 159-178

  • [雑誌論文] 裁判員制度における審理等の在リ方-証拠調べの在リ方をめぐって2006

    • 著者名/発表者名
      酒巻 匡(共著)
    • 雑誌名

      ジェリスト 1323号1326号1328号

      ページ: 100-123, 142-167, 80-108

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公開日: 2008-05-07   更新日: 2016-04-21  

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