• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

日本型CIOとそのITマネジメントの類型化

研究課題

研究課題/領域番号 18653030
研究機関一橋大学

研究代表者

神岡 太郎  一橋大学, 大学院商学研究科, 教授 (30202021)

研究分担者 山本 秀男  一橋大学, 大学院商学研究科, 教授 (50377066)
八幡 和彦  一橋大学, 大学院商学研究科, 客員教授 (40377065)
キーワードCIO / ITマネジメント / システム開発
研究概要

本研究は最終的にはCIOを類型化し、日本にあったCIO像を浮かび上がらせることである。当初CIOに対して直接情報を収集することを目指したが、予備調査の過程で、CIOのカウンターパートナーとしてITのユーザ領域との関係について、最初に明確にすることが重要と考え、平成18年度は、CMO(Chief Marketing Officer)に注目することにした。CMOはCXOの中でもITの利用が特に戦略的である分野だからである。主にインタビューによって、世界を代表するクローバル企業のCMOにCIOとの関係について調査した。主にインテル、P&G、Yahoo、Bearing Point、日産がその対象となっており、その成果は、著書「CMO---マーケティング最高責任者---」の中の一部としてまとめられている。
また、現在CIOにおけるITの戦略的利用に関する整理を行っており、その成果は平成19年度の研究に引き継がれる。ここでは、近年注目されているビジネス領域におけるイノベーションがどのように注目され、それに対してCIOがどのように関わっているのかをまとめたものである。
さらに、CIOをとりまくITのビジネスにおける応用に関する研究成果が並行して行われおり、Eコマースに関する研究も行った。そこでは各店舗がショッピングモールを介して行う仲介型のモデルに対して、各店舗にアクセスしたユーザが特別な共有サービスを受けられるサービス付加型モデルを提示している。またITマネジメントの観点からCIOにおいて重要なミッションであるシステム開発が、近年海外の開発企業に発注するオフショアソフトウェア開発が盛んになっていることについても調査している。日本企業向け業務系アプリケーションの開発が、日本の開発スタイルに慣れていない中国企業が困難にぶつかっていることが結果として得られている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Emergence of service-added model in B2C for small-sized companies2006

    • 著者名/発表者名
      Taro Kamioka, Kazuhiko Yahata
    • 雑誌名

      Proceedings of the eighth international conference on electronic commerce(ICEC'06)

      ページ: 504-511

  • [雑誌論文] ITシステム構築の戦略マネジメントにおける情報共有の枠組み2006

    • 著者名/発表者名
      山本秀男
    • 雑誌名

      国際P2M学会 Vol.1, No.1

      ページ: 11-20

  • [雑誌論文] 日本の農産物流通におけるIT活用と新しい卸売市場2006

    • 著者名/発表者名
      吉井花奈, 神岡太郎, 八幡和彦
    • 雑誌名

      経営情報学会2006年秋季全国研究発表大会予行集

      ページ: 186-189

  • [図書] CMO -マーケティング最高責任者-2006

    • 著者名/発表者名
      神岡太郎, ベリングポイント戦略グループ
    • 総ページ数
      245
    • 出版者
      ダイヤモンド社

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi