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2008 年度 実績報告書

日本型CIOとそのITマネジメントの類型化

研究課題

研究課題/領域番号 18653030
研究機関一橋大学

研究代表者

神岡 太郎  一橋大学, 大学院・商学研究科, 教授 (30202021)

研究分担者 八幡 和彦  一橋大学, 大学院・商学研究科, 客員教授 (40377065)
キーワードCIO(Chief Information Officer) / CIOの役割モデル / ビジネスイノベーション / ITマネジメント / CIO(Chief Innovation Officer)
研究概要

本研究では次の2つの方法によってCIO(Chief Information Officer)の役割に関するデータを収集し、それらに基づいて仮説検証とモデル化を行った。一つは大手企業に所属する22名のCIOに対するインタビューを行った。もう一つはCIOを評価できる立場にある情報システム部門及びユーザ部門に所属する主に大手企業に所属する社員、それぞれ309人を対象としたアンケートを行った。
主な結果として(大手日本企業に属し、ジネスイノベーションに関心のあるCIOについて)次の3つが得られた。
・CIOは企業において、i)ITの目的をビジネスイノベーションに仕向けること、ii)ITによるビジネスの変革、それに iii)ビジネスイノベーションを企業の成長に貢献させることにポジティブなインパクトを与えている。特にCIOが単に役員としてのポジションにあるだけでなく実際にCIOとして機能している場合にその傾向が強い
・ビジネスイノベーションにおけるCIOの役割は、情報システム領域においてのみ変革を担うEnablerから、情報システム領域とビジネス領域の両方で変革を担うDriver、戦略に携わるStrategistへと移行する傾向が見られる
・その中で当該CIOはStrategistの役割に属するというCIOが最も多い
また新たに、CIOは個々のビジネスイノベーションだけに責任を持つのではなく、そのイノベーションの基盤にまで関わるChief Innovation Officerの役割にも関わろうとしているという仮説が提示されている。これらの結果は、11.研究発表の項に記載した"CIO Roles in Business Innovation“(APCIM2009)等において発表されている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] CIO ROLES IN BUSINESS INNOVATION2009

    • 著者名/発表者名
      Taro Kamioka, Kazuhiko Yahata
    • 雑誌名

      Proceedings of APCIM2009

      ページ: 167-186

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Characterization of the Waterfall Process Model2009

    • 著者名/発表者名
      Ryuichi Hosoya, Taro Kamioka, Lan Zhang
    • 雑誌名

      Proceedings of APCIM2009

      ページ: 148-157

    • 査読あり
  • [学会発表] クラウドソーシングの分類とその戦略的活用2008

    • 著者名/発表者名
      金載龍, 神岡太郎, 八幡和彦
    • 学会等名
      経営情報学会2008年秋季全国研究発表大会
    • 発表場所
      東北大学
    • 年月日
      2008-11-09

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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