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2006 年度 実績報告書

知的障害関係施設における従事者養成過程と史資料の整理保存のあり方に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18653053
研究機関日本社会事業大学

研究代表者

蒲生 俊宏  日本社会事業大学, 社会福祉学部, 助教授 (60297976)

キーワード知的障害関係施設 / 従事者養成過程 / 史資料 / 近江学園 / 写真記録 / 聞き取り
研究概要

写真がカラー印画になる前までの近江学園写真記録について、デジタル保存作業をほぼ完了した。また、これら記録については、「糸賀一雄と近江学園リーダーの思想と実践に関する歴史的実証的研究(平成14〜15年度科学研究費補助金 基盤研究(B)(2)課題番号14310102)」によるものを含めて、写真の取り込み時期を基準にデジタルファイリングとして仮加工を施した。
近江学園本館に残されている業務日誌等の史資料の保存整理については、作業日程の制約からほとんど手をつけることができなかった。一方、近江学園職員の同人誌といった意味合いの濃い「南郷」については、第2号を除いた全てを確認し、13号までのデジタル保存作業を完了した。また、近江学園退職者による「はかまごし」については、1〜4号全てを収集した。
聞き取りについては、近江学園関係として、(1)初期近江学園保母A氏(『勉強のない国』執筆者の一人)、(2)孟子会メンバーの一人B氏、(3)学生義勇軍メンバーの一人C氏の三名について実施した。糸賀一雄との関連では、1940年代から1950年代に交流のあった人たちである。また、国立秩父学園開園時の職員の一人であり、初期近江学園保母であった故D氏(『勉強のない国』執筆者の一人)とも懇意であったE氏(山梨県)からは、特にD氏についての資料やVTRの提供を含め、多くの示唆を頂戴した。A氏ならびにB氏の聞き取りについては、文字化の作業を終了している。
次年度の聞き取り調査の候補について、前大木会理事長等との調整をはかり、近江学園初期従事者の2名について紹介をいただいている。また、滝乃川学園についても、次年度の作業打ち合わせ等についての調整をはかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 糸賀一雄の実践思想と木村素衛2006

    • 著者名/発表者名
      蒲生俊宏, 冨永健太郎
    • 雑誌名

      日本社会事業大学研究紀要 第53集

      ページ: 53-61

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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