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2007 年度 実績報告書

刑務所及び少年院における矯正教育の実態と機能に関する教育学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18653083
研究機関日本大学

研究代表者

廣田 照幸  日本大学, 文理学部, 教授 (10208887)

研究分担者 伊藤 美奈子  慶應義塾大学, 教職課程センター, 教授 (20278310)
古賀 正義  中央大学, 文学部, 教授 (90178244)
高井良 健一  東京経済大学, 経営学部, 准教授 (50297339)
伊藤 茂樹  駒澤大学, 文学部, 教授 (70251569)
土井 隆義  筑波大学, 人文社会科学研究科, 教授 (60217601)
キーワード教育学 / 矯正 / 矯正教育 / 刑務所 / 少年院 / 教育プログラム / エスノグラフィ / 質問紙調査
研究概要

第一に、現在の矯正教育の機能と構造を探るため、男女2つの少年院を対象として、フィールド調査を行った。具体的には、職員インタビュー、少年インタビュー、行事や指導過程の参与観察、文献調査などを行った。
学校教育における、集団的な指導の過程や構造とは異なる、現場で積み重ねられてきたユニークな過程や構造が見出された。その処遇実践に埋め込まれた教育作用を中心に分析を進めている。
その結果は、定期的に開催する研究会で報告し、参加者による討議により、教育学的な視点を明確にしていった。学会発表で得られた意見を反映させながら、現在論文の形にまとめ直すべく、作業を進めている。
第二に、平成18年度に刑務所で実施したフィールド調査のデータの整理を進め、教育プログラムの構造と、教育過程の特質について考察した。具体的には、女子刑務所における薬物離脱指導プログラムの実施過程の観察とインタビューを、教育学的な視点から、その構造と機能について考察している。学会発表で得られた意見を反映させながら、現在論文の形にまとめ直すべく、作業を進めている。
第三に、質問紙調査の準備を開始した。全国の少年院の施設・職員・少年に関して、矯正教育の教育学的意味という視点から調査・分析が可能なように、先行研究の検討と、質問紙の設計をめぐって、作業を進めてきた。
なお、データの取得・保存・利用・廃棄については、法務省矯正局との間で協議を進め、ガイドラインについての文書を作成して、個人情報等に関しての留意を行っている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 「少年院処遇に期待するもの-教育学の立場から-」2007

    • 著者名/発表者名
      広田照幸・平井秀幸
    • 雑誌名

      『犯罪と非行』 153

      ページ: 6-23

  • [学会発表] 女子刑務所における特別改善指導(薬物依存離脱指導)2007

    • 著者名/発表者名
      古賀正義, ほか
    • 学会等名
      日本犯罪社会学会
    • 発表場所
      龍谷大学
    • 年月日
      2007-10-20
  • [学会発表] 女子少年院のエスノグラフィー:非行少年への施設内処遇のダイナミクス2007

    • 著者名/発表者名
      伊藤茂樹, ほか
    • 学会等名
      日本教育社会学会
    • 発表場所
      茨城大学
    • 年月日
      2007-09-22
  • [学会発表] 男子少年院における教育の実態と機能に関する教育学的研究2007

    • 著者名/発表者名
      古賀正義, ほか
    • 学会等名
      日本教育学会
    • 発表場所
      慶應義塾大学
    • 年月日
      2007-08-19

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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