• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

大学院博士課程における大学教員の養成機能形成に関する日米仏比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 18653085
研究機関名古屋大学

研究代表者

夏目 達也  名古屋大学, 高等教育研究センター, 教授 (10281859)

研究分担者 戸田山 和久  名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (90217513)
黒田 光太郎  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30161798)
鳥居 朋子  名古屋大学, 高等教育研究センター, 助教授 (10345861)
青山 佳代  名古屋大学, 評価企画室, 助手 (40372536)
キーワード博士課程 / 高等教育 / 大学教員 / 教員養成 / 日米比較研究
研究概要

本年度の研究活動の概要と実績は下記のとおりである。
(1)大学教員養成プログラムに対する教員・学生のニーズに関する調査
名古屋大学の各研究科の教務委員長に対するアンケート調査を実施し、大学教員準備プログラムに対するニーズについて調査した。その結果、同プログラムの実施を希望する意見が圧倒的に多く、研究科所属の院生に受講させたいと考えている者が多いことが判明した。教育発達科学研究科の院生を対象にフォーカスグループインタビューを実施した結果、院生の間でも同プログラムに対するニーズが強いことを明らかにした。
(2)アメリカ、フランスにおける大学院教育における教員養成プログラムの実態調査
先進的なTA研修プログラムをもち実績をあげているアメリカの大学のうち、ミシガン大学およびワシントン大学に研究協力者を派遣した(2006年9月)。両大学におけるTA研修に参加して、そのプログラムの内容や実施方法、院生の教授能力の向上や就職促進の効果等について、担当者に対して聞き取り調査を実施した。フランスに研究代表者と研究協力者を派遣した(2006年11月、2007年2月)。国民教育省において大学院教育に関する政策動向の調査、パリ第4大学、第8大学、第12大学において大学院(博士養成センター)の教育課程・院生の教授能力形成に関する実態調査、ボルドー第2大学において大学院生向けの大学教員準備プログラムの実施状況調査を、それぞれ行った。
その結果、(1)アメリカではTAが実際に授業の一部を担当し、それを可能にするためにTA研修が実施されていること、(2)TAも授業料免除・給料支給という好条件を与えられ、真剣に研修を受けており、確実に教授能力を習得していること、(3)フランスでも類似の制度があり、優秀な学生を選抜して、大学の授業の一部を分担させていること、(4)研修と業務への従事を通じて、教授能力を習得しでいることを明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] フランスにおける大学院教育の質的向上-「博士養成センター」をめぐって-2007

    • 著者名/発表者名
      夏目達也
    • 雑誌名

      名古屋高等教育研究 第7号

      ページ: 187-207

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi